いかないで
いかないで
おいてかないで
きみがいなくなってしまったら
いったいぼくはどうすればいいの
香りですぐに君を思い出せる
君の匂いによく似た金木犀の香り
去年の秋に2人で歩いた道で
君と金木犀の香りが重なったあの道で
僕は今日1人で歩きながら君のえくぼを
また眺めたいななんて思った
蜻蛉の羽がキラキラと光を受けて光って
虫が歌って
秋が深まったのを感じながら
また君を探している
インスタを漁って、あぁ、私の居ないところでこんなことしてる
Twitterを漁って、あぁ、こんなこと思ってるんだ
今の時代には必要なものだけど、多分私には必要なかったもの達だ
きみ色に街を染めていけ
いつか忘れてしまうなら
きみ色にぜんぶ染めて往け
いつかは消えてしまうから
うやむやになっても
るんるん気分で
さいごに笑いたいのはきみだ
いま笑いたいのはきみだ
爪先(つめさき)に咲いた花を刈る仕事
あとがきに添えられた愛を知ること
犬は同じ毎日を好む
できあがった秩序が乱されると不安になるから
犬は感情を表に出す
群れで生きるにはわかりやすさが大事だから
つまりだから
あなたは犬である
どうして?何故何も言ってくれないの?
見たことない表情をした君に
この声は届いないみたいで
陽気でいつも笑顔の君は嘘なの?
真実の君が分からない
少し前までは一人でいた部屋が不思議と広く感じてしまう
最後の君からのプレゼント
花瓶の中に飾られた色取りの花たち
何故か目に入ったのは黄色い百合の花だった
僕はこれからどうすればいいの?
・・・・・
(この花が君からの最後のメッセージだった)
優しくて少し冷たい風が吹く今日という日に
もどかしさの繭に隠れてた私は勇気という翼を広げて飛び立つ
どうしたの?急に
だって?
理由なんて単純
私を動かしたのは 好き
というたった二文字
この二文字がどこにだっていける
翼をくれた
ふわっと通り抜けた風は
秋と冬が混リ合った薫りがしました
君の姿が見えなくなって
どれくらい経ったんでしょうか
君に手を振ったのは
たしかまだ茹だるような暑さが残る
夏の終わりの日
おげんきですか?
わたしはそろそろ君に会いたい
なんて思っています
君はどうですか?
少しでもわたしを思い出してくれてますか?
また月が輝く夜にお会いしましょう
その時までわたしは待っています
寒さが厳しくなって来たので
体調には気をつけてね
では、また
月が照らす森で君を想い出してるわたしより
目の前にあなたがいる
あなたの目には私はいないみたい
それが辛かった
でもそれよりも
あなたが日に日に暗くなる方が
よっぽど辛かった
笑ってよ
楽しんでよ
あなたの笑顔は太陽みたいなんだから
苦しまないで
自分を殺さないで
あなたはこの世でたった1人なんだから
そんなこと思っても
あなたの世界に私はいない