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ありがとう

どうでもいいやつの
どうでもいい一言で
どうしようもなくダメになってしまう

でも君の
なんでもない一言に
救われてたりするんだよ

どうすることも出来なくて
涙が止まらなかった夜も

君のことを思い出したよ

だいすきだよ

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丸つけ

教科書ばっかり。それが正しいの?
生き方なんて人それぞれなんだから○つけていいでしょ?
もしいじめがあったならそれは不正解だと思った

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空想

叶わない恋空で泳ぐ星たちの
涙がとてもきれいに見えて
思わず手を伸ばしたけれど、
その空を泳ぐ覚悟のない私に月が微笑むはずはなかった。

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遠泳

棲みよい水で生きたかった。ただ、棲みよい水には魚がたくさんいるもので、群れがあればルールがあるもので、その群れはどうも私には生きにくいらしかった。

かといって濁った水に棲むのはごめんだった。単純に気持ちが悪い。一生吐き気を伴うのであればとても生きていけそうに無い。

彷徨い泳ぐうちに小さな群れを発見した。
とても小さな群れだ。強さは無い。けれど生きていくには充分な絆があるらしかった。

その群れはとても棲みやすかった。生きるのが楽しいと初めて感じられた。

群れの中の1人が言った。「夢が出来た」と。彼は群れから出て遠いところへ泳いでいった。
時が流れると別の仲間も何処かへ泳いで行った。つがいになったらしかった。

気がつけば、私はまた1人になっていた。

未来を追って泳がなければいけないのだと、私は初めて気がついた。

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いつ気づくのかな

「やっぱり君とは気が合うと思うんだー!」
ありがとう、そう思うけど。
パッと見はわからないけど。
私の『気を合わせてる』っていう技を
褒めてくれてありがとう



そんなことしか考えられない

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林檎

太陽はりんごで
満月のまえのすこし歪な月は皮をむいたりんごだって
あなたは言った

八百屋さんで
重くて赤くていい匂いのりんごをひとつ買って
そのままかぶりついて全部食べたあとに
おおきすぎて気持ち悪くなっちゃったって笑った
ちいさなりんごがあたりまえの国で育ったあなた

いつもうるさいくらいに喋るくせに
なにも言わずに部屋をでて故郷に帰っていった

あなたがいなくなってがらんとした部屋の
まっしろな壁いっぱいに
真っ赤なりんごが描いてあった

りんごがくだもののなかでいちばん好きだと言ってた
あなたのことを想いながら
今日もわたしは歪で満月になれないままのりんごのしたで眠るのです

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みえたら

こころを取り出してコネコネしたい

知らないこと 知ってること
いろんなことを見つけられる

やわらかいところ カタイトコロ
ぜんぶわかる

自分のこころが目にみえたら

人のこころが目にみえたら

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酸辣湯麺はまだ来ない。

鶏白湯は嫌いじゃないよ
鶏白湯を食べてるきみも
べつにそんなに嫌いじゃない
ただ私は
きみに食べられてる鶏白湯に
堪らなく嫉妬しちゃってるんだ