あなたは本当に馬鹿な人
本当に馬鹿で 可愛いかった
最後の最後
本当に馬鹿だったのは私だった
二人の間を自分の手で壊してしまったんだから
積もる後悔に埋もれていく毎日
あなたからの最後のプレゼントになった
今は少し汚れてしまった白いマフラーを今でも毎年冬に巻いてるのは
未練の証なのかもしれない
バイバイ
って言いながらお互いの顔を見ながら別れてたあの頃は幸せな寂しさだった
さようなら
顔も見ずに互いに告げあった時
あの時は 孤独な寂しさを感じた
また戻ろうよ
そんなセリフをあなたに言える日はきっと
死んでもやってこないから
いっそ いつまでもさよならって
言う勇気だけ欲しい その勇気だけください
お坊さんがスクーターで
急いで走っています。
私はそれを横目に見ながら
急ぐ気持ちを抑えています。
年末の渋滞にバスが飲まれる
心はもう君の元まで…
もう少しでクリスマスね
洒落たのは要らないけど、
貴方が傍に居る只それだけが
一番のプレゼントなんです。
郵便屋さんもバイクの
エンジンふかしています。
私はそれを片耳で聴きながら
君にエンジン燃やしています。
年賀状の最後の一行がまだ
心はもう大晦日まで…
もう少しでクリスマスね
洒落たのは要らないけど、
貴方が傍に居る只それだけが
一番のプレゼントなんです。
心だけが焦ります。
そんな今日は師走なんです。
淡い淡いパステルカラーの世界
甘い甘い飴玉に銀河を閉じ込めて
綺麗に塗ったグロスの端そっと口付けるの
鐘の音が鳴ったら
そう目一杯かわいい私にしてちょうだい
どんな魔法だっていいわ
いちばん綺麗な仮面をつけて
髪を巻いてドレスの裾少し摘んだら
ガラスの靴はきっと脱げないように
12時の鐘が鳴る前に私
綺麗な泡沫になってしまいたいの
心を治す 言葉で治す
ここらでひとつ 棄てるカオス
ところでこれは 不思議なオール
漕げば漕ぐほど よく薫る
言葉で殴る 舌で撫でる
かつての愛と 恋のうらない
音までパブる 触れて湿る
もげばもぐほど すぐ実る
雪だけ降り止まない
白くて儚い世界で
私は昨日を煙のように口から吐き出して
誰かの声も誰かの顔も全部
下を向いて隠してきた
私の吐く息はいつも透明で白くて脆い
いつかの お話しようが
死んだ頃に私は
初めてあなたの顔をはっきりと直視した
救いようのない世界で
空っぽの僕は
世界を正しい形にしようと思っている
何もかもが小さな世界で
中途半端な僕は
どう行動すべきか迷っている
でもこの大きな世界を
不器用な僕は
愛したいと思っている
もし…自分の大事なあの人が亡くなったなら、
お墓を建てる。大きいやつ。自分との想い出が
いっぱいの綺麗な所に建てる。それから毎年
必ず行く。お墓を綺麗にして、1時間ずっと話す。
そうする…。