あの子は下を向いて泣いている。
なんでかわかる?
あいつがかけた言葉が心臓に刺さったから。
ナイフってさ。
刃物だけじゃない。
穢れた言葉はナイフになる。
綺麗な心を穢す事ができる。
それってさ。
人間的に死んでるよね。
誰かが誰かを穢してる。
その誰かがまた誰かを穢してる。
そんな連鎖をとめるには
誰かが全てを抱え込まないといけないのかな。
普通に笑って 普通に泣いて
普通に生きて 普通に 普通に
「何が普通なの?」って一体僕以外の何人が
これまで叫んできたのだろう
何が普通かって迷うことすら"普通"なの?
泣くことってそんなに普通じゃないハズなのに
涙が僕の顔を変えていって
普通色に染め上げていくのを
普通に黙って見ています
誰しも「普通」になりたがる
それは自分が特別だからさ
普通を求めれば求めるほど
自分が特別になっていく、おかしいことだよね
でも大半の人はそれを分かっていて、
それでもなお普通になりたがる
まあ結局、普通なんて普通にありゃしないよね
失笑。
帰りが遅い今夜は
手軽なアレが欲しいわ
3分で終わる恋など
あなたは知らない
だから今日は教えてあげる
まずは熱い夜を沸かして
誰かの鳴き声が聞こたら
ドーナツ盤に針を落としましょう
BGMは短い洋楽がいい
タイマーなんてものは要らない
窓から冷い夜風が
カーテンを揺らして
オレンヂのルームライトが
あなたの頬を照らせば
2人の影が天井で泳ぎだす
待ってる時間は長いでしょう
私と出会った人はみんな
手軽で便利なものよ
すぐおいしい すごくおいしい
なんてね
弱さを見せず
ただひたすらに独りで戦う誰かを
他人は強者と呼んだ
弱さを見せ
ただひたすらに孤独を恐れる誰かを
他人は弱者と呼んだ
でも
本当の強者は
後者だ
人の本質から逃げず晒け出しながら生きて行けるなんて
強すぎる
強すぎて 敵わない
魔法だ
人間という種族に生まれた我々が使える
チカラ
誰かを助けたり 自分を助けたり
自分を誤魔化したり 他人を騙したり
プラスとマイナスの影響を与えれる
実に強力な武器だ
言葉は守ってくれる
辛い時自分を 怖い時自分を 悲しい時自分を
そして究極は
自分が助けたいと思った 自分以外の誰かを
その究極に辿りついた時時僕らは
人という生き物として人間という種族として
一つ上のステージへ行くのだろう
言葉をその道に続く扉を開ける鍵
そして その鍵をいつまでも自分から遠ざける
番人でもある
言葉は狂気の天使
もし君が
君にとって大切な人が危ない時
もしくは
自分が危ない時に
もし
出会ったとしたら
君は
誰かの命を皿の上から落とすことが出来るか?
君は出来るか?
そんなのは漫画の世界の覚悟
リアルには必要ないと君は言うだろう
それでも僕は君に問う
君は
出来るか?
世界なんてものは圧倒的に立場という権力を持たないものは自由に生きてる感覚を失いかけていく
というか失ってる
そんな世界から抜け出るには
常識を捨てるしかない
でも
その捨てたいものは自分の意思とは関係なく
まるでもう一人の自分のように棲みついている
実に迷惑な そして残酷な
もう一人の自分
私は、あなたのことが好きだった。
高校三年間。
同じクラス、同じ部活。
一日の大半を同じ空間で過ごした。
ちゃんと気持ちを伝えたけれど、断られちゃった。
言いたいことはまだまだたくさんあったのに、
もうフラれてるのに嫌われたくなくて、
そうだよね、ごめんねって
それでおしまいにした。
気持ちの整理がつかないまま、卒業まで過ごしたよ。
卒業して、少し経って、
久しぶりに会ったら、
後輩と付き合ってたよね。
びっくりした。
あの時、「今は彼女作る気ない」って
言ってたよね?
それなのにこんなに簡単に裏切られるんだ、って。
あなたのタイプは、そういう人なんだってその時はじめて知ったよ。
私、あなたのことなーんにも知らなかったみたい。
三年間の多くの時間を一緒に過ごしてきたのに。
知り合って一年も経たない女にあっさり取られちゃった。
きっと付き合って半年は経ってるよね。
私も三か月前に彼氏ができたよ。
あなたよりも優しくて、たくさん愛してくれる人。
すごく幸せだよ。
だから、あなたも幸せになってね。
あなたにつけられた ”よけいなきず” は
いま大きな愛で埋まったよ。
きずつけてくれてありがとう。