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必要条件

誰かの技術や行動を正しく批評できるのは、

その人と同じことができる人だけだと思う。

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この日常から切り離されたら

・晴れ晴れした気分になる
・余裕を持つことができる
・きっと、此処にいない

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焦がれ

やだなあ
届きそうもないあなたに恋なんかしてるの
もうやだなあ

それなのにあなたをみたら
愛しくって好きで好きでたまんないの
泣きそうなの

このさきあなた以外のひとに恋するなんて
想像もできないの

あなたが欲しくってたまんないのに
あなたがとなりにいてほしいのに
あなたのとなりにいたいのに

愛されたいのに

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他者も自分と同じような心を持っていると認識できるのは、他者を騙そうと考えた結果である。

 世のなかのほとんどの人は人魚姫に同情しているようだが、本当にかわいそうなのは人魚王子である。
 人魚王子なんて知らない?
 まあわたしも最近知ったばかり。
 人魚姫が人間の王子に近づくことができたのは、この人魚王子が奔走してくれたおかげなのだ。
 小娘一人の浅知恵では、人間の王子と恋愛することなど不可能であったろう。
 もちろん人魚王子は人魚姫を愛していた。愛していたからこそ人魚姫の幸せを願ったのだ。
 なんと奥ゆかしい。
 人魚姫は美しく泡となって消えたが、人魚王子は人魚姫の恋愛を成就させることもできず、当たり前だが自分自身の恋もかなわず、おのれの不甲斐なさを呪いながら生き、高齢者福祉施設で明け方、誰にも看取られずに死んだ。生涯独身だった。
 この話を知ったわたしは人魚姫を憎む。
 こういう女がいちばんたちが悪い。
 どうして海の中の世界で充足していられなかったのか。
 みんな忘れないでほしい。人魚王子がいたことを。
 いや、べつに忘れてもいいけどね。

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Moon walker

月の上 歩くように
景色のない毎日を過ごしている
窓から見える月の形が
夜ごと変わるように
彼女の心は毎日変わってく

僕はムーンウォーカーさ
空気のうすいこの星で
今日も君を探すだけ

僕にみせてくれるのは
ほんの ほんの一部
月の裏側は誰も知らない
きっと彼女の心もおんなじ
本当の姿はわからない

僕はムーンウォーカーさ
月明かりに照らされて
今日も足跡 残すだけ

マイケルジャクソンみたいに
うまくは踊れないけど
きっとあの人も
月の裏側はわからない
本当の姿はわからない

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レインマン

同情するなら愛をくれ 両手じゃ足りない位の

生ぬるい雨が降り出して 一気に強くなったけど
あいつに貸した傘が まだ返って来ないので

どうせなら道の真ん中で 不敵に笑ってやろうか
濡れたって構わないけどそんな目で見つめないで

同情するなら愛をくれ 両手じゃ足りない位の
いいだろ別に形あるものを求めちゃいないだろ?
同情するなら愛をくれ 重すぎてよろめく位の
その日々に足りてないユーモアが対価だ

広場で会った旧友が右手を振ってきたけど
左手はステキな恋人としっかり結ばれていた

今日もひとり高架下 明日も寂しく遊ぼうか?
見ての通り何もないので指差して笑わないで

同情するなら愛をくれ 君の心の隙間を
少しでも埋めたいなら信じてこの手に預けて
同情するなら愛をくれ 君を幸せに出来るのは
今この世界に二人しかいないだろうから

さあ 雨が止む前に

同情するなら愛をくれ 両手じゃ足りない位の
いいだろ別に形あるものを求めちゃいないだろ?
同情するなら愛をくれ 二人が明日笑えるように
その日々に足りてないユーモアが対価だ

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他者も自分と同じ意思を持った人間であると認識できて初めて人は人を騙すことができる。

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マスク

もう誰も信じられないから

笑顔のマスクをたくさん買って

それを付けて感情を殺して生きてるよ

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天邪鬼

僕は人に素直に気持ちを伝えられる。
僕は人と気持ちを共有するのが得意だ。
僕は誰かといつもはしゃいでいる。
僕は人と繋がることは平気だ。
僕は誰かに声を届けることができる。
僕は器用に日常を過ごしてる。
僕は悩むことなんて全くない。
僕はみんなに好かれている。

…全部強がってるだけなんだけど。
…ただやるせない日々を淡々と生きてるだけだ。

誰か、天邪鬼で不器用な僕を愛して。

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セクシー

 魅力的な人は遺伝情報に多様性があるのだそうだ。
 遺伝情報に多様性があるということはそれだけたくさんの人間が個体のなかに集まっているということである。
 たくさんの人間をまとめるのは大変である。
 だからまあ君は、そんなじゃなくてよかったね。

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ホームにて

本当に、爪の美しい人でした。
お世辞にも美人とは言い難い人で
日に焼けて茶色がかった髪も
艶なんてありませんでしたが
爪だけは白く光っていました。
あかぎれに絆創膏を貼った
腫れぼったい短い指の先で
静かに特等席に腰掛けている
白い爪は
醜い戦場に降り注ぐ美しい粉雪のように
より一層輝きを増すのでした。
駅のホームの寂れたベンチで
絵の具のついた手に筆を握り
画用紙に私を描き上げてくれました。
その時
ふと気がついたのです。
貴女はこんなにも
目が美しい人でしたか。

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ひとりごと

今日の空はなんだかすごく綺麗だなあ、と思えたから、きっと今日は幸せ

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ゆめみ。

ふしぎな夢をみたの。
実在しない鉄道で架空の学校に通うゆめ…
しらない車輌の二階にのって、慣れない鉄路に揺られるのが眠たくて、ねむたくて膝から読みかけの本を取り落とすゆめ。

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大人は子供より

大人の事情って何?
それで子供が納得すると思う?



結局子供から逃げてんじゃん