分からず屋のあなた
行先も告げず 一人残し
舞い降りたTOHOKUは
私の心にも似て
気まぐれ色 春の空
当たらず屋の天気予報
高原のペンション
窓辺に置いた紅茶は
喧嘩の原因 探るうちに
冷めてしまった…
いろんな形の雲たち
時折、太陽をかくして
気持ちの稜線は翳る
そよ風のインクで
あなたへ手紙を書きたい
March 11 , 2020
"Don’t worry.
I’m in Morioka.
Sorry for my selfishness.
I’ll be back soon!"
雪解け間近の二人にも
もうすぐ春がやってくる
新しいTOHOKUと
この笑顔をお土産に
あなたのもとへ帰る
ずっと真夜中でいいのにの秒針を噛むの歌詞
何度も聴いてるうちにそんなことにもしなれたらと考えてしまった。
「奪ってしまって忘れたい」
そんなことになったらどんなにいいのか、でも、
「わかり合う○1つもなくても」
今の状態上完全にわかり合うことなんて絶対できないけれど、奪ってしまいたい。そんな空想を描いててはかき消して潜った布団。
雰囲気は大事にする方かなとまた。でも誰もそんなの望んでなくて、こんなことを考えてしまっても無駄なんだと絶望して真夜中じゃなくなってしまった明日の朝。
君には4月にならなきゃ会えないのに
お父さんがいなくても生きていけること
お父さんがいないと生活が意外と苦しいこと
お父さんがいないとお母さんに当たられること
お父さんがいないと周りの目が痛い
お父さんがいなくても新しい人と楽しくできてる友達が理解できなかったり。
お父さんのせいで知らなくていいとも
知らなくて済んだことも
味あわなくてすんだ痛みも苦しみも全部全部耐えないといけなかった。
こんなにも長いこと辛いことがあったのに
知ってるのは誕生日だけ。
あんまりだ。
からだごと びしょ濡れに
降られて 2月の雨
おままごと 続けてて
目、覚ます 2月の雨
ガソリンの匂いの染み付いた
服を着て 君は出てく。
あいよ、それじゃね
電話越し、打つ相槌 君は笑う。
私が空に手を伸ばしたら、
貴方に届くのだろうか。
そんな事はないってのはわかってる。
だって、私が住んでる世界と
貴方の住んでる世界は違うのだから。
実際は同じ世界だけどね。
貴方は私のいる世界よりも、はるかに高いの。
あの雲のように。
私が手を伸ばしても、
するりと抜けていくのは、
貴方が蝶々のように華麗であるから。
だからね。
私は諦めようかな。
君にこの思いも届かないのだから。
きっともう。
貴方は私ではない、華麗な誰かを
優しく包み込んでいるのだろうから。
君の電話番号を覚えてしまった僕は
携帯を手にとり、無意識に君の番号を押す。
“あぁ、駄目だ”と言いながら
ひとつひとつの番号を消していく。
君に届くはずのない思いを。
いくら僕が君の事を好いていても、
君にはもう、僕の事は見えていない。
君にみえているのは、
新しい未来と新しい出逢いなのだから。
僕は今日も、
覚えてしまった君の番号を無意識に押し、
ひとつひとつ丁寧に消していく。