大人になりたくない
でも大人になる
子供に戻りたい
でも子供に戻れない
生命があるものは成長する
後悔しないように今を大切に生きることができるのは
人だけだと思う
①ここに1人の主人公。
②ここに1人の極悪者。
③ここに1人の弱き者。
④ここに1人の正義の味方。
①そこに1人のクラスメイト。
②そこに1人の主人公。
③そこに1人の美容師。
④そこに1人の通行人。
①あそこに1人のエキストラ。
②あそこに1人の努力家。
③あそこに1人の主人公。
④あそこに1人の元いじめっ子。
①どこかに1人の読書家。
②どこかに1人の塾講師。
③どこかに1人の子の父親。
④どこかに1人の主人公。
私には苦しい以外の感情は無くなったのかな
楽しいも嬉しいも
何にも感じない
ただ苦しいだけ
こんな場所から抜け出したい
自分を1から作り直したい
どこから作り間違えたんだろう
公園のベンチに腰掛けて
ずっとずっと朽果てない夢を見てるよ
排水口に絡まった髪の毛みたいな夜
あの日を糸で手繰り寄せるように
切れかけの街灯に高速道路
愛して止まないアルミ缶ひとつ
もう二度と解けやしないから
ハサミでぷつんと切ってしまいたいけれど
それにすら怯えてずっと泣いているの
どうか僕のこと愛してくれないか
悪戯に傷つけたりしないで
目一杯抱きしめて欲しいだけさ
手を繋いでどこか
遠く遠くの田舎町にでもゆこうか
遮断機の向こう側でも水の底でも
どこへだって構わないけれど
ほら怪我をした指には僕が
絆創膏を貼ってあげるから
だからどうか君のこと愛させてくれないか
目一杯抱きしめさせて欲しいだけさ
ひび割れたスマホの画面も
深夜にこだまする秒針の音も
すすり泣きを慰めてくれやしないんだよ
どうかあの日のお前も幸せになれますように
舞い散る桜の花びらが
柔らかな白い雪に思えて
そっと手を伸ばす。
桜の木を見上げれば
どこから来たのかわからない
柔らかく小さな花びらが
慎ましやかに
音もなく。
春だ。
大丈夫
味方だよ
頑張れ
生きろ
別にそんな言葉は望んでない。
ただ抱きしめて欲しかった
ただ、受け止めて欲しかった
ただ、黙って、ずっと
そばに居て欲しかっただけなんだ
大丈夫だなんてありきたりな
言葉を私は望んだんじゃない
それを高望みと言うの?
ただ、私は、私は。
消しゴムが泣いている
頭や体の一部を無理やりちぎり取られて
消しゴムが泣いている
鉛筆という仲間に体に穴を開けられて
消しゴムは望んでいる
頭から少しずつ削られるのを
消しゴムは 泣いている