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どうしても

私にはことばしかないのです
ことばしか
好きじゃないのです

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旅行鞄

ねえ、今日見たあの頃は透明なんかじゃなかったよ
xとかyで隠しても 隠しきれない 苛立ちと苦しみ
涙なんかでその場しのぎに纏めたくないの 汚したくないの
中世の液性を 何も変わらないリトマス紙を
あの場所に置いてきた

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ねがうは抵抗

どんづまりの我が道をゆく

どこまでいっても自己嫌悪
どれほどいったか自己否定
どんだけいっつも自己欺瞞
笑う準備を、どうぞ皆の衆

どていへんの我が生涯憎み

どうにか変えたく試行錯誤
どうにも脱せず当り散らして
どんなに逃げても妄想畜生
嫌いを乞食、どうせ皮肉さ

それでもしかし我想う故に
それからすこし我在る事を 

どなどなみたいな眼しつつ
どくどくしい軌跡顧みては
ドラマの見すぎと思っても
俯く顔から、どうか変化を

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My New Life

新しい教科書の
息が詰まるような
あの香り

新しい友達との
ぎこちないけど
楽しい話

空を見上げれば
明日も、新しい一日が待ってる

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君への気持ち。

君と離れたけど。
君の事をみていたの。
SNSって言うのがあるからさ。

でもね。
君は一緒にいたときにそんな顔してたのかな?
君の顔はそんなに悲しそうだった?
君の好きな事をやっているはずだろうに。
真顔なのはなんで?
そういうネタだから?
僕は君が笑ってさえしてくれたらそれでいい。

君と離れて僕も笑えなくなった。
でもね。
君が笑ってさえしてくれたら元気がでるんだけどな。
君がいない毎日は
僕にとって本当につまらない。
口角すらさがってきたよ。
君が笑ってさえしてくれたらそれでいい。
なのに僕の周りは少しずつ君の事を消してくの。

僕が君の事を好きすぎるからいけないのかな?
君の事を忘れられない僕は
君にとって重荷でしかないの?
君は忘れてほしい?
僕は君の事を忘れたくない。
君の過ごした時間は僕の人生でもあるから。

僕は君の事を忘れようとする世界が
嫌いだ。

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じゃんけん

ねえねえ何出したらいいー?
自分で考えろや
押し付けるなよ

俺ぐー出すけん!
自分でいってどうするんだ
そしてなぜ正直にだすんだ

最初はパー!
グーだろうよ

大阪じゃんけんじょ!
いつからそうなった
観念して負けをみとめな

こんなこと言ってるけど
こんな時間はきらいじゃない
ずつとつづけばいい

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難しいよね

なんでさ。恋愛はこんなに難しいの?
アイツの気持ちが全部わかったら、どんなにいいんだろ。
ねぇ。君はさ。いま。何を考えてるの。

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君に届け

LINEの君へのメッセージ
「明日、会いたいです」

ずっとずっと隣に居たくて
いつか
言えたらいいな

「君が好きです」

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やめてくれ

今日の夜も君と帰る。
他愛もない話。
君の好きな人の話。
いろんな話をしながら歩いていく。
でも。
そんな楽しい時間はもう終わり。
今日の夜も話せなかった、僕のこと。
「体は女だけど心は男。
男として生きていきたい。」
たった二行の単純な文を口にするのを、
今日も躊躇する。
しばらくの間沈黙が続いてから、
「帰ろ?」
毎日のように聞く君の声が、今日も聞こえる。
まだ君と一緒にいたい。
返事はしたくない。
すると君は、僕を抱きしめて、
そっと頬にキスをした。
数秒経ってから今起きたことを理解する。
唖然とする僕の顔を見て、
君は「どうしたの」と聞く。
やめてくれ。
そんなされたら、好きになりそうだよ。
その言葉を、グッと飲み込んで。
そのまま、僕と君はそれぞれの家路についた。
明日もまた、会えるよね。