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キューピットの決意表明

ライフルの精度もマシンガンの弾数もないけど
あなたのハートを射抜けるように
精一杯、弓を引きます。

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算数の問題

Q「ここに25枚の色紙があります。これをあなた達4人で平等に分けると一人何枚になって何枚余りますか?」
A「すいません、これって何のための色紙なんですか」
Q「・・・千羽鶴…ですかね……」
A「そんなら話は早い。たったの25羽程度、四人も居なくたって僕一人で全て折りきってみせますよ!」
B「あー駄目だ、こいつもう完全に折り紙モードに入ってやがる」
C「俺鶴の折り方知らんしちょうどいいや」
D「わしもわしも」
Q「いやこれ算数……」

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コドク

僕は暗い中で蠢く虫
君は暗い中で食す虫

あぁ、同じムシでも
君に無視される人生を歩みたかったな

孤独なままで 蠱毒を生き抜く僕は
最後まで君を食べないよ

君も食べないでね 僕は避け続ける
周りの人間は僕と君を同じ人種だと思いたがる

違うんだと 相違しかないんだと
僕はそう言い続ける

「蠱毒」の世界で僕は呪いが完成しないように

最後まで生き延びるんだ

"あなた"にこの壺を開けてもらう為に
この泥だらけの壺を掘り起こして
この呪いを解いてもらう為に


生き延びるんだ


コドクで、コドクなセカイで
世紀末な、蠱毒で

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自転車

全然しらない
はじめて会ったひとなのに
わたしをちらっと見た
あの流し目だけで
もうずっと会えていない
あのひとを思いだして
どきっとした

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世界

ときどき思う。
この世界には実は私しかいなくて
周りの人々はみんな作り物で
私が行く先々だけが
瞬時に作り出されていて
明日の朝起きればもう
この世界は無くなっていて
私の存在も無かったことになっていて
この世界はただの無意味な空白に
なっているんじゃないかって。

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なんでしょう?

とんでもないものを作り出してしまった。
作り始めた頃は希望しかなかったのに
今は早く消し去りたいと思ってしまう。

世紀の大発明だと思ったのに
できてみればただの鉄の塊
しかも絶望を呼ぶと来た。

これさえできれば
私たちの暮らしは一層良くなる
そう思っていたのに
いざ目の前に現れると
手に取ることすら恐ろしく
見えないところにやってしまいたいと思う




誰かが生まれた瞬間に現れ
死ぬ日までのカウントダウンをする
豆電球のような機械昆虫を
開発してしまった発明家の日記より。

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あの子もあの子も私とは違う世界で生きている

制服を見るたびにそう思う

私の1ヶ月を返して

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そんな夜もある

もし空が降ってきて輝く星が燃えたなら
君はこういうだろう
だから思い出せる人生を歩むんだ。と

ドレスのすそをひるがえす君がみえなくなり
君はこういうだろう
追うことを覚えてはいけない。と

そんな夜もある

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黎明

そらをあおぐ
よるがあける
ゆめがさめる
むねがさける
そしてかえる
それだけでさ

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ここは何処?
わたしは何処に迷い込んでしまったのだろう