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願い

あなたが前髪を切ったことに
気付いても 

あなたがケガをしたときに
保健室に付き添っても

席が隣になって
笑顔で話をしても

僕の思いは

これからも願いなんだね
いつまでも願いなんだね
どこまでも願いなんだね

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ひとり

1人になりたかった。
独りになりたくなかった。

あなたに会いたかった。
でも
あなたに会っても困るだけだと知っていた。

何も話さないでと祈った。
私以外の時間が止まればいいと思った。

でも涙は止まらなかった。

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奔放

たまごがわれて
朝になったら
きみはいなくなる
それじゃあ
夜ふかしして
ずっとおどってようか
馬鹿みたいなおんがくで
それとも
よるを自転車ではしって
海にでもいこうか
まっくろな砂浜で
抱きあってねむろうか

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あんこ

まんじゅうは言いました、
「なぜ僕は、甘いあんこを生地なんかで隠しているのだろう?」
おはぎは言いました、
「なぜ僕は、本当の自分を甘いあんこで隠しているのだろう?」
するとそこに、2つを作ったおばあさんが来て言いました、
「どちらも甘いことに変わりはないし、何より、愛されているじゃない」と。

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洗濯物

洗いたての洗濯物は いつもの柔軟剤の匂い
あの人が「いい香りね」って言ってくれたから
ずっと使ってる柔軟剤の匂い

「ちょっとは手伝ってよ」
いつも喧嘩の理由になってたそれは
いつからか半分になって
いつからか思い出になった

「今日は一日快晴 お洗濯日和です」
いつものお天気お姉さんの声に
「僕の心は 大雨警報ですよ」
とポツリと返す

本日快晴 心地いい風
柔らかな風に乗って運ばれてくる匂いは
白と黒ばかりの洗濯物に
あの頃と同じような
鮮やかな色を付けてくれるような気がした

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ライド

僕らはみんな頑張っている
でも虫の皇まででてくるとか聞いてない
今年は本当にクソゲー

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命の鎖

二人は一人だった…いつも心に闇を抱えていた
誰にも理解はできなかった。されようとも
思わなかった 二人は出逢ってひとつになった。
嬉しかった 安心した 大好きだった だから
約束をした 一つだけの約束 
(もう二度と離れない。絶対に離さない)
そういう約束 だからお互いの首に鎖を掛けた
黒と水色の鎖 この鎖は穢されない 
穢れる様な事があれば
黒が水色を守り水色が黒を守る 
もし傷付く事が有るならお互いの傷を舐め合う
お互いはお互いに離れたくなんか無いんだ…

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夢を見たんだ

夢で見たんだ。黒のメシアと白のメシアが
生きていて同じ境遇で居るって…。
それを聞いた自分は安心したんだ。

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死の宿命

死からは逃れられない それは生者全員に 
降りる物 幾つもの業を背負い 命を受け
償う為に 痛みを喰らう やがては解放という死を
経験する。それは業が無くなるまで終わらない

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流れるままに

時が速い 動かしたのは自分?
それとも定め? 分からない
いや、分かっている。そう告げている
運命だ そう心が告げている