僕の声は届かない 受け止める人がいないし
僕の声は届かない 誰もこっちを見ないから
僕の声は届かない それがわかってから
僕の声はどこにもいかなくなった
彼のひとみの小さなうごきをつかんだら
愛のことばもウソに聞こえたよ
知らなければ、素直にうけとれるのに
たぶん、これがさつじんき
あの子が泣いているすがたを見たときに
とっさに背中をかべに向け
息をころして来た道を戻った
見たくないもの見たときに
笑顔をふりまくのが正解か?
きっと、これがさつじんき
きみも、これからさつじんき。
屋根をつたってやってきた
はねるように空を歩いて
夜のカーテンひいていく
はしごにのぼって星をぺたぺた
つくったぜんぶ貼りおわったら
とけいは針を真上でかさねる
のこった金紙ちいさくちぎって
あたりにばらまく深夜2時
スープの匂いでそろそろ朝だ
あかるくなったらあなたの出番
自分なんかいなければいいのに。
生きることに疲れた。
人間ってなんだろう。らしさってなんだろう。
自分のせいで空気が重くなった。
友達は離れていく。友達も嫌だっただろうな。
自分と友達になったことを後悔しただろうな。
みんなの機嫌を損ねないように頑張らないと。
逃げたい。この重たい空気から。
自分が怒られているように感じる。
目の前が歪んでいるように見える。
なんでだろうな。もう疲れたよ。
こんな自分が大嫌いだ。
何もできない無力な自分が。
生きている意味あるのかな。
存在する権利あるのかな。
1回だけでもいいから笑って生きてみたいな。
変わってしまった。
僕らの「ふるさと」が。
そんな気がした。
最近やっと慣れてきたのに。
忘れられることができていたのに。
単刀直入に言おう。
嫌だ。
すごく嫌だ。
僕らの「ふるさと」が変わっていく。
知らない人間がズカズカ入ってくる。
騒ぎ倒して帰っていく。
人の名前を変えていく。
純粋な気持ちでいられなくなる。
本来の意味が薄れていく気がする。
僕らの場所がなくなっていく。
「火」を消したい。
君はまるで金木犀。
優しい匂いのする君。
優しい音のする君。
だからかな。
どこか自分の事よりも
他人の事を思ってる。
君はまるで金木犀。
匂いが遠くまで届いても
小さな花は近くに行かないとわからない。
君の優しさに包まれたとき
優しい心を持っていない者は
はっと気づく。
優しい心で在ることの大切さを。
金木犀。
君はまるであの小さな花。
まだ弱いと心を打ちのめされている君は
あの金木犀。
君は私を守ってくれる強い人。
だから君のことを金木犀と呼ぶんだよ。
え?なんでかわからないって?
金木犀。
金木犀の花言葉を調べてごらん。
君の周りにいる人は気づくはずだよ。
君は金木犀だと。
雨粒に閉じこめられた街並み
朝顔の手の中で眠る
暗中模索のペトリコール
跳びこえた水溜り
掴まれた足に成す術もなく
固唾をのんでいる夜霧に
あとは身を委ねて眠るまで
今なんて云ったの?
風が邪魔して聴こえなかったわ
Yes? or No?
本当は聴こえないフリ
照れくさかったの
私に告白させるなんて
どういうつもり
君のYes!!で始まったのに
まだ手も握らない
好きよ、嫌いよ、大好きなの
そのクチグセ
本当よ、嘘よ、本気なの
いまのセリフ
君の戸惑う顔が見たい
ただそれだけなの
shyな横顔 波模様
沈黙と手を繋ぐ 防波堤
嫌いよ、好きよ、大嫌いなの
マジメなふり
嘘よ、本当よ 、冗談でしょ
エガオみせて
どっちつかずな私でも
黙ったままの君のこと
好きよ、嫌いよ
嘘よ、本気よ…
草原をかける
青いうさぎ
針の一本とれた
黄金色の時計を落としていった
青いうさぎ
いつからか毎晩夢にやってくる