昨日は前にいる。
明日は後ろにいる。
今日は隣にいる。
僕は今日にいる。
君はどこにいる?
明るいニュースが少ない中で
日付が変わろうとしている
はたしていつになったら...
きえない不安
つらい状況
とおくない未来で
良い世の中になると願って
いまできることを
ひとりひとりが頑張って
ふわふわ綿飴。
君の優しく甘い声。
不思議な気持ち。
君はきっと気づかないよな。
君にはかなわないや。
君のふわふわした心で
僕も優しくなれた気がした。
ふわふわ綿飴。
近づけたと思ったら
なくなっていく。
あの綿飴のように。
ピンクのふわふわ綿飴。
今度は溶けないようにそっと
君を包み込むから。
あの綿飴のように
溶けてしまわないでね。
少し強い風が吹く。
あぁ。
君が来るのかな。
包み込んでくれる風なのに。
貴方の風はなぜか強風。
貴方からは甘い、優しい香りがするのに。
怒りっぽい貴方の横顔が
風に煽られて綺麗に見えた。
貴方は時々
ニコッと笑うの。
貴方はきっと
中身と外身の印象は違うのね。
まるであんこのおはぎだね。
貴方はその傷を
癒やす日がきっと来るから。
そんなに怖い顔をしないで。
貴方はニコッと笑ったその顔が素敵なのよ。
ほら
また風が吹いたよ。
今度は優しいそよ風ね。
トロピカルジュースみたいな
色とりどりの思い出に
苦いコーヒーが流れていく
混ざった液は どぶのよう
反吐が出るような
蜜の味
そこにいて。
そうあなたの背中に呟いても届かない。
ゆっくり、でも確実に。
離れて行くあなたに私はもう、追い付けない。
ふっ、と短く息を吐いて重い腰を上げる。
さぁ、ここから向き合おうか。
朝が来た 目が覚める
…あれ?おかしいな
自分の部屋だ
カジキマグロ釣ってたのに
えっ?じゃあ、
友達と豚足パーティーしたのも
宝くじ五等当てたのも
あの子に投げキッスしたのも
全部夢だったの…?
うそぉ…
午前7時 目が覚める
ここで気が付くことがある
私、いきてるんだ
散々、泣いたり 喚いたり
しにたいなんて騒ぎ立てたけど
いつも通り 朝が来た
…どうして
手応えのない日常
折れたオールで水を切る日々
死んだ目に目薬をさして
合わせたピントで何を見ようとした
何も見えやしなかった
ある日大きな岩を手に入れて
僕は小舟を作った
目指す場所などないというのに
岸辺の花が何度か色を変えた頃
朝靄の水面に舟を放った
風に泳ぐ花びらは笑うだろう
かけた歳月は泡沫となるだろう
もういいのかい
もういいだろう
変わり果てた掌をみて
咳みたいに笑った