羽毛ぶとんがタオルケットにかわって一夜あけた朝
あらわになったしろいきみの脚が
ぼくの足にからんでカーテンがひらく
窓からあふれたまぶしい陽ざしに
まっしろなシーツがひかって目がくらんだ
おきあがってきみにキスしてコーヒーをいれる
トーストは一枚?二枚?
今日も毎日のつづきのはじまり
上手くいかない事ばかりだし
嫌になる事ばかり
だけどたまに上手くいくからこそ
やめられない
そんなもんだよなぁ
「魚獲ろうぜ!お前泥舟な!」
「……いや、うん。まあ確かに泥でできてるっちゃあできてるんだがよ」
「どうした?」
「陶器の舟ってどうなのよ」
化石になった君は利口だ
ここに見るべきものなんてない
万年床で夢をみる
布団と毛布とシーツの地層
失った瞳の輝き
丸い虹のニュース
どこいった幸せ
明日も更新最高気温
哀しみ以外を知りたいもんだ
謎なんだ
謎なんだ
ああ君、重症だね
夜のブランコは不思議だ
真っ暗の中
何もない中に
自分の力で漕いで前に出る
後ろに行っても
一生懸命漕げば
大きく前に出る
だから頑張って漕ぐ
だけどいずれ勢いは収まって
地面に足がつく
「家に帰らないと」
期待するほど世の中は優しくはない
常々君はそう言っていた
人は社会を作れても世界は作れない
結局手の届く範囲でしか操れない便利の悪い生き物だ
目を開けた 心を閉じた
目に見えるものは届かない
どこまでも上っ面だ
僕達は今日を生きる
昨日はもう過去の話だ
過去なんてその辺に置いて行けばいい
太陽系の外へ行けばきっと
僕は僕でなくなってくれるはずだ
雨が降っていたから
私の頬が濡れているのです
青空の下でそう言った
君のクラスは少し遠いから
顔を見に行こうと思わないのです
隣のクラスにいるのにそう言った
君の顔が格好いいから
私は恋をしたのです
君の声を聞くだけで
私は真っ赤になっていた
私は君が好きだから
どこまでも好きなのです
確かなことはそれだけだった
今日は君と話せてない
何してるんだろう…
一日話せてないだけで悲しい
君と話したいな…