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ひとり

真夜中の雨あがりの
くろぐろとしたアスファルトに
ヘッドライトが反射して
水溜りををまっすぐとおって
車が猛スピードで走りさるとき
ふっとしたさみしさをおもいだす

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君のスカート

ゆったり揺れるスカートに
わたしの揺れる想いを委ね

みぎ ひだり みぎ
すき きらい すき

明日もきっとスカートに目を奪われ
明日はもっと君のことをすきになる

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Wooliness

その瞳に映る僕は酷く窶れていた
光の無い君の声 そこに僕はいない

嘘に嘘を被せて 狂ったように笑う君
ねぇ どうして?
僕はもう必要ないの?

怒ってるって何だってそうなの?
僕のことだって何だってそうなの?
僕は君に嫌われてしまったの?
僕の何が駄目だったの、何が君の気に障ったの?
もう僕は君の「大切な人」じゃないなら
僕を傷付けてもいいよね…?

愛なんて 想いなんて もうここにはない
君だって 涙だって もうここにはいない
僕なんて無意味だって きっと必要無い
愛持って 押し出して
君の作ったカタ抜きのクッキーみたいに
ブラックユーモア 「笑えない」と君が吐き捨てた

ブラックユーモア 「笑えない」と君の真似をした

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寵愛に報いを持って答える者は

あぁ
あなたのあなたのあなたのあなたの
あなただけの為に
私はこの身体を捧げる
必ずその愛に報いる


(どこまでも愛されてはいない)

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ロキソ人

月のハミングひとつで
この夜は反重力
明日の雨の予報
それは偏頭痛の予告
小さな錠剤に偉大なる敬意を
蹴り上げた寝巻き
垂れながせ溜め息
つまった排水溝に
月のフフフン

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無能

人の大半は、何もできない無能かもしれない
自分は無能だ
彼女が困っているのに、助けることすらできない
ただ相談を聞くだけ
ほら、無能でしょ?
自分は本当に君のそばにいるべきなのか
無能が隣にいるべきなのだろうか

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今日

一眼レフをぶら下げて
誰もいない道を
思うがままに撮りたい
くらいのオレンジ色

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恋人の日

学校でも
友達と話しているときも

ふと君のことが思い浮かぶ

1日どれくらい考えているんだろう
数えきれないくらいずっとだね

そういえば今日は恋人の日らしいよ

君と恋人になって
10日くらいたったなぁ

これからもたくさんの思い出を
一緒に創ろうね

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口裂け女3

さて、今の状況を整理しようか。
『奴』、『口裂け女』に勝つやり方は、大きく分けて三つある。
一つは、正面から殴り合って叩き伏せる方法。これはまず不可能と言って良い。
次に、『奴』のルールに則って撃退する方法。正直言ってこれも厳しい。中途半端な答えで悩ませるって方法はついさっき封じられたばかりだし、残念ながらべっこう飴を常備するようなことはしていない。遠くから合言葉を唱えるって手もあるにはあるが、万が一『奴』が投擲の達人だったりした場合、唱えきる前にこっちの頭に鎌が生える羽目に、ってこともあり得る。それだけはごめんだ。
となると、最後の一つ、『奴から逃げ切る』、これが最善策だろうか。そもそも、家の敷地の内と外の区分っていうのは、それだけで結界としての役割を持つ。大事なのは『境界がある』という事実なのだから。
要するに、今やるべきなのは、『奴』に捕まる前に家に帰ってしまう、ということなわけだ。勿論これも簡単な話ではない。しかしこれが一番現実的なのも事実。
所謂『やらなきゃ殺られる』というやつだ。

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ひとりごと

いつだって僕達は
独りの振りをして誰かを待っている

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宇宙を見上げて。(3)

地球がひとつになるのなら
宇宙がひとつになるになら
その時を感じるまで
きっと私は生きていく。

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宇宙を見上げて。(2.5)

地球の営みが人を作ったのなら
人の営みは何をつくるのだろう

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宇宙を見上げて。(2)

私は地球を見下ろしていた
真っ黒な空に青い光があった
目に写るその光で、感動できるようになった
もしも、地球が最後の星なら
その終わりを見るまで生き続けるだろうか
宇宙が消えてしまうのなら
その時を見るまで生き続けるだろうか

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宇宙を見上げて。(1)

私は宇宙(そら)を見上げていた
空高くにひとつ、輝く星があった
目に写るそのかがやきで笑えるようになった
もしももう一つの地球があったら
その姿を見るまで生き続けるだろうか
もう1人の自分がいるのなら
その自分に会うまで生き続けるだろうか

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会いたい人

たった1年間しか
同じ学校には
居なかった先生
勉強の教え方が
わかりやすくて
時に褒めてくれた
優しくて
生徒思いだった
いつかまた再会したい
そのために
勉強を頑張る

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忘れられない一言

あなたは言った
最後の最後まで。
私の名前を言えなくて
ずっと考えて
最後に発した私の名前
このことは一生忘れない
夢占いはわからないけど
今の状況で
疲れが溜まっているときに
夢で会うことができて
嬉しかった
これからも見守っていてね
ずっとずっと
大好きだよ

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道端

よく手入れされたツツジの街路樹ではなく、
アスファルトの隙間に咲く、
遅咲きのたんぽぽに気付けるような人でありたい。