もうやめてって
助けをもとめる叫び声も枯れて
誰にもとどかないまま
あのひとはいってしまったのに
それをお前のせいだって
その指先をまたかなしみでそめるの
あなたが気づいていないだけで
たしかにある削ってしまったものを
これ以上ふやさないで
私を助けてくれるのはいつも君みたいだ
だから私は君が好きなの
私を泣かせることだってあるくせに
もう本当に君は悪い人だよ
ねえ、愛してるから
蝉の鳴き声が嫌いな人が居る。
人間は何十年も生きるけど、蝉は地上で一週間しか生きない。
一週間のあいだ、必死に鳴き続ける。
この叫びが、貴方には聞こえているだろうか
夏の終わり、蝉の殻を見つけたら
「お疲れ様」「よく頑張った」
心の中で一言ってあげてほしい。
貴方の声で切なくなる。
少し遠くなって行くように。
そう感じる。
貴方が少しだけ振り返ってくれたのなら
私は貴方にハグができるのに。
でもきっと貴方は振り向いてはくれないのでしょう。
前しか向かない貴方だもの。
きっと振り向いてはくれないよね。
貴方の背中を見て想う。
私は貴方が好きです。
さようなら。
そう呟いたとき貴方は少しだけ振り返ったが
私は前を向いて歩き出した。
生ぬるい風
シャツを通り抜けて
ちぎれてく
ユラユラ陽炎
ふたりの行く先を
あやうくする
濡れた髪が um... 苦しい
放課後の土手 自転車 押して
馬鹿みたいに はしゃぎあったね
きみの汗 夏の妖精
まぶしすぎる記憶
セミの泣く声
ふたりをからかって
はなさない
夕映えの空
東へ帰ってゆく
カラスの群れ
灼けた肌が um... 痛いわ
放課後の土手 自転車 押して
オレンヂの瞳 映しあったね
きみの匂い 夏の魔法
綺麗すぎる記憶
きみの白さ 夏の残像
瞼の裏の記憶…
私ね、
「あーああ!やっちゃったー!ww」
こんなこと言われたとき、
(五月蝿ぇ黙れ)
なんて思うのです。
世界は汚いようで
結構輝いていたりするから
もう少し生きてみて
損はないと思うんです。
ぷりんとしたお尻を
むちりとした太腿を
ぶくっとした脹脛を
綺麗に隠してくれる
桃色ロングスカート
それからこの想いも
大切なあの思い出も
ふたりのこれからも
綺麗に隠してくれる
桃色ロングスカート
綺麗に隠してるから
触れてはいけないよ
めくっては駄目なの
好奇心も隠しちゃう
桃色ロングスカート
感情とか表情ですら
本音とか建前でさえ
全部隠しちゃうから
誰も本心を知らない
桃色ロングスカート
わたしのスカートを
絶対にめくらないで