自分がプラスならそれでいいと思ってた。
今でもそれはあまり変わってないけど、
他の誰かのために全力を出せる人が
あまりにもカッコよかったから、
俺も何かをあげられる人間になりたいと思った。
誰かをプラスにできる人間になりたくなった。
彼らから貰ったモノを少し増やして繋げられる、
自分でカッコいいと思える自分になりたい。
ありえないことだらけのこの世界を
それでもあなたはうつくしいと言った
あのとき
きっと世界でいちばん生きたかったあなたの笑みが
やけにさみしそうに思いだされて
またにじんだ涙をじょうろにためて
花が咲くまで
隊長「点呼!」
隊員1,2,3、4「押忍!」
隊員1「いーちという3秒前」
隊員2「3」
隊員3「2」
隊員4「1」
隊長「面倒くさいことすんなー!」
隊長「やり直し!」
隊員1「俺帰る」
隊員2「俺も」
隊員3「俺も」
隊員4「俺も」
隊長「じゃあ俺も」
隊員1,2,3、4「「「「やったぜ!!!」」」」
そらの水色と桃色の合間を
白く消しゴムで消したような月を
勝手にそう呼んでいます。
ときどき帰り道に出会って
見たらなんだか泣きたくなるので
今日も会ったのですけれど、
それぞれの中に「思い出の月」とか「泣きたくなるくらいの月」があるのは不思議なことだなとしみじみ
悪魔「いじめられっ子のアンタを助けてやるよ。ほーらこっちにおいでー。その柵を乗り越えて、ここに立って、ピョン、ってジャンプ、それだけでアンタは解放されるのさね」
天使「あんな奴の言葉を聞いては駄目!ほら、こっちに戻っておいで!生きていればきっと良いことあるよ!」
悪魔「ええい邪魔をするな!」
天使「うるさい滅すぞ!」
「……天使に従います」
天使「やった!」
悪魔「何故だ!」
「いや、フェンス高過ぎて登れない……」
制服の水色が雨雲に吸いとられて
気持ちが迷子になりました
隣町で意気揚々と虹なんぞ作りおって
終わったらちゃんと返せよな
夏休みの宿題が終わらない
夏休みの宿題が終わらない
マジでやばいよ
マジでやばいよ
あと4日
あと4日
「なるちゃん」
どこからかそんな声が聞こえた
ちらりと後ろを振りかえると
あっ
思わず漏れた声
突如としてあがる心拍数
これは夢なの?現実なの?
驚きを隠せないわたし
あなたがつけてくれたあだ名
その名で呼ばれるのはいつ振りだろう
あなたがわたしのことを覚えているなんて
溢れそうな涙を必死に堪える
なるちゃんだった頃に思いを馳せる
わたしは確かになるちゃんだった
あなたがいた頃に戻りたいの
ねぇ、なるちゃんに戻ってもいいですか