あはたは罪な人だ
私を狂わせる
あなたを好きすぎてる時期は声掛けてくれないのに
あなたを好きすぎて嫌いになった時期は絶対に声掛けてくる
だからあなたを諦めようとしても諦められないんだ
あなたが声をかけてくるからもっと好きになる
あなたの声があなたの笑顔があなたの、あなたの、あなたの全てが私は好きなんだ
今日もあなたに恋する
話しかけられなくても
あなたはなんて罪な人なんだ
そんなあなたを好きになったんだ
今でもずっと好きだよ
大好きなあなたへ
私を覚えている人間はとても少ないだろう。
というわけで皆さん初めまして。覚えてる人は声かけてやってください。
そうです。再開すると言いつつ、しれっと消えたあいつです。
許してください。まとまった物語にできないんです。
今まで勢いで書いていたので、訳が分からない話になっていました。
いや、自分でもよくわかってないんですが。
続けてほしいという素敵な声を何人かの人からいただいているのもあって、
再開しようと考えています。いや、今度こそほんとです。
ですが、4月ごろまで待って下さい。
しっかり設定を練ってきます。
ご迷惑おかけしてすみません。
これからはちょこちょこ現れようかと思います。
今後とも、「NO MUSIC NO LIFE」ともに[イカとにゃんこ]をよろしくお願いいたします。
君がそこにいるだけで
世界ってこんなに面白いんだって
私がここにいるだけでは
世界はちっとも面白くないのにな
「……はあ?」
「ネットだとね、主人公は恐怖で部屋の中でガタガタ震えるしかできなかったのだよ。そいつが家まで来るが、扉をバンバン叩いて喚きまくって、それで主人公は気絶。朝になったら居なくなってた。そういうお話」
見た目通り頼りにならない男だ。話に付き合って損をした。今こうしているうちにも、奴はすぐ近くまで来ているかもしれないというのに。
拗ねたように外を見る私に、男が続けて話しかけてきた。
「まあまあ、でも、対処法の予測はついてるからさ」
「……それなら早く言ってくださいよ!どうやって倒すんですか!」
「倒す?そりゃ無理だ」
キョトンとした態度がまた腹立たしい。
「けど対処法はあるって……!」
「うん。けどこれは、飽くまで『やり過ごす』ための方法だからね」
「……じゃあ、どうするんですか?」
「簡単だ。夜通し逃げ続けるだけ」
今度という今度は、流石にブチ切れた。そんな私でも簡単に思い付くようなことが聞きたかったんじゃない。驚くほど自然に、男の胸ぐらを掴んで締め上げる。
「まあまあ。良いかい、怪異に出会った際に注意すべき点がいくつかある。一つ、『怪異に近付き過ぎてはいけない』、二つ、『怪異から遠ざかり過ぎてはいけない』、三つ、『物語は終わらせなければいけない』。まあ他にもあるんだけど、とにかく大事なのは、人の手で物語を終わらせることなんだよ」
話が全く見えてこない。とりあえず手は放す。
「これは飽くまで僕の考察なんだが、今回の怪異に関して、鍵となるのは『双眼鏡で見る』という行為だ。多分、これが奴の行動の鍵になってるんだ。生物学でいうところの『鍵刺激』。だから、『見る』。これが答えだ」