登校日だ
憂鬱でしかなかった休みが
終わる
君に会いたくて
急いで坂を降りる
君の「おはよう!」その一言が聞きたくて
(ごめんなさい
いつかのテントウムシの台詞
「虹にのぼってみたいんだ」
おれは今でもわらっちまうぜ
んなこと出来るわけないだろ
好かれてるからってその自信
「本当はおれものぼりたい」
とげとげの嫌われたおれには
冗談でも言えるはずがないさ
皆の憧れを壊せるほどの度胸
持ち合わせてたら苦労しない
雨が上がって
晴れた空
色とりどりな
夕焼けを
同じ服を着た貴女と見よう
邪魔するものは
何もない
貴女と私
帰る道
貴女の話を
聞きながら
夜になっていく
その空の
色が消えたら手を繋ごうよ
離れ離れに
ならないように
そんなこと
できたらよかった
でももうそれは
叶わないけど
繋いでいてよ
私の手
強く優しく
離れぬように
行かないでいてよ
もっと遠く
近くて遠い
あの場所に
送り出した
ばかりでしょ?
我慢しなきゃじゃん
わかってる
もうここには
いないでしょ?
甘えちゃだめじゃん
わかってる
いつになったら
また会える?
その時がいつか
来るまでに
成長するから
見ててほしいな
かわいくなるから
褒めてほしいな