春を折り畳んで
木漏れ日で固結び
体感時間はセツナ
泡沫を食むトワ
受理されなかった遺失物届
紙飛行機にして君に届け
削除しますか?
やっとの事でついた決心を
機械ごときに揺らがされる
はいといいえ
親指のヘドバンはつづく
いつか 作り笑いじゃなく、心から笑える日が来ますように
楽しい時に思いっきり笑えますように ただ、ただそれだけ叶えば…良いから
毎日愚痴ばかり言って、しんどいしんどいと、弱音吐いて、何をしても笑わずに、他人を罵倒し、踏みにじる
あんたがいるから生きづらい
夢を語れば笑われる お前には無理だ、と
なのに夢を聞くんだ
お金でしか生きれない、安定するのが正解、と
面倒だな、生きるのは
僕と君との間にはさ、
いつもヨロコビが居座ってさ
僕と君を繋げたのもさ、
ソイツだったんだよ、知ってた?
でも、僕はそれが嫌だから
僕と君との間には、
いつもヨロコビが居座ってね
僕と君を繋いだのもさ、
ソイツだったんだよ、って笑うんだ
ねぇそれがイイね、それがイイよ
書き換えてしまおう、そうしよう
僕らの間には涙なんてさ
ひとつも無かったことにしよう
ホントは一番最初はさ
自分の空っぽを埋めるためだって分かってた
汚すかもしれないと知っててさ
僕は君という女神に触れたんだ
バチが当たったよ
残念だけど、明日は晴れないよ
傘マークだよ、日本列島全域
でもさ、やっぱりさ
君にはウソは吐きたくない
バカでもアホでもイイからさ
カナシミでもクルシミでも、どんと来い
僕の君の2人ならさ
大丈夫、かもね
あんなふうに抱きしめたことが
私に意識させるためだとしたら
その作戦は成功しているかも
いつもの窓辺に、今日は横向きで体操座りをして、顔を埋めて座っていた。
『何だ?今日はそんなに場所とって座って。何かあったか?』
「いや、何か調子悪いんだよね(笑)。」
先生の方を向いて笑ったとき先生の顔がすぐ近くにあった。
私が驚いていると、足の三角形になっている所に腕を通し、背中に手を当てるとそのまま持ち上げた。
『このまま連行する。』
「ちょっ、ちょっと待って!そういう意味の調子悪いじゃないから!あと下ろして!!」
『じゃあ、どういう意味の調子悪いだ?』
先生は下ろさずに答える。
「下ろしてくれたら話する!下ろして!!」
『しょうがないな〜。』
先生は、私の足を廊下側に向けて窓辺に座らせると、隣に腰掛ける。
「調子悪いっていうかね、ちょっと人間関係?に疲れただけよ。」
『それは大丈夫な方の調子悪いか?』
「うん、そう。大丈夫な方の調子悪い(笑)。まぁ、教師に対する方の悩みだから、毎日会うわけじゃないし。」
『本当に大丈夫か?とりあえず熱はないみたいだな。』
先生はおでこに手を当てて自分の体温と比べる。
「だから言ったでしょ(笑)?そっちの調子悪いじゃないんだってば。あっ、あと本当に大丈夫だよ?私には先生がいる。アルだっているしね(笑)。」
私は笑いながらあくびを1つする。
『何かあったら私に相談しなさい。必ず。』
「わかってるよ。だから今も相談したでしょ(笑)?」
私が笑うと、遠くからアルが歩いてくるのが見えた。
「昨日、深夜までテレビ見てたから、めっちゃ眠い(笑)。」
『君はそういうとこあるからな(笑)。』
「ほら、アルが来るからいつも通りね(笑)!!」
私はニコッと笑う。
先生は頭をぽんぽんするといつも通り、窓辺に深く腰掛けた。
「起きた?」
「カズにいちゃん…?」
「うん」
「悠斗、この人と遊んでたの?」
「えっ、うん」
ママもいた。ここは、家だ。
「良い人だね」
「えっ」
「これからも遊んでいいよ」
「い、いいの?」
ママは「うん」と言って僕の部屋から出ていった。それに伴いカズにいちゃんと二人きりになった。
「何でここにいるの?」
「説明するからよく聞いて」
カズにいちゃんによると、僕はあの答えを出さぬまま寝てしまった。それで僕の家を探して連れてきてくれた。ママは最初不審がってたけど、すぐに打ち解けたそう。
「と、いうこと」
「ありがとう」
「うん。じゃあ、早速だけど…天国にくる?」
「は?」
「よし、行こうか。ママさんの許しは得ているからね」
そう言って、カズにいちゃんは僕の手を取って窓を開けた。
手が触れる
擦れ違う
目が合う
「ごめんね」
「ありがと」
それより
もっと、
話したい、
聞きたい、
寄り添って、
みたい、
ただ、
待つ。
それと、
憧れ抱いた少年は
自分から勝手に落ちてった
暗い暗い所へ落ちてった
誰にも知られず落ちてった
心に溜め込んでた夢や憧れは全ては妄想だと知って
暗くてなにもない所に消えてった
元から何もない事知ってたはずなのに…