分かってる、好きになっちゃダメだって
きっとこの想いを伝えたら距離ができちゃうから
でも、好きなことは変わらない変えられない
だから
このお話には、鍵をかけておくよ
いつか……解けるといいな
自分だけじゃない
なかまがいる
長い目で見るべきか、あたらしい出会いを待つべきか
迫る卒業
迫る入学
どっちを想えばいいのかな
奇跡は起きな…
「ひと」を知る中学3年生
こんなにも君が愛おしいのに、
こんなにも君を応援しているのに、
たくさんの人から愛されている君は
こんな僕に気付いてくれやしないよな。
僕に話しかけてくれるなんて、夢のまた夢、
きっと来世でだって無理だって分かってる。
でもね、僕はそんな君を追いかけ続けて
いたいんだ。
そんな僕を、君はリスナーとして、好きで
いてくれるかな?
死にたくなった時に考えるべきなのは、自分が生きている価値のある人間なのかということではなく、世界が自分が死ぬに値するほど立派なものかということ。
死体なんて不格好な形で残るに決まってんだから、その汚点が誰にも迷惑をかけないレベルで完成された世界以外に自殺するほどの価値など無い。
最近忙しかったから、久しぶりにいつもの窓辺に顔を出した。
「久しぶり、先生。」
私はニコッと笑うと、窓辺に座っていた先生の顔を見る。
“おう。”
先生はそう返事をすると少し横に寄る。
「寂しかった??」
私はそう問を投げかけながら隣に座る。
“別に…。”
先生は少しそっぽを向く。
「寂しかったんだ(笑)?」
“だって、アルも来ないんだよ。”
「えっ、何(笑)?可愛いかよ(笑)。」
“笑わないでくれよ。”
「文化祭。文化祭が終わったらまたここに来れるようにするから(笑)。もうちょっと待ってね(笑)?」
“文化祭までか。結構長いな〜。”
「あっという間よ。大丈夫だよ、安心して(笑)。」
“待ってる。”
「うん(笑)。」
私は梅雨時の雨が降りそうな空を眺めながら、
実は可愛い先生の事を思い出してクスッと笑った。
言葉にすると薄っぺらくなっちゃうから
いくら届けようとしたって、貴方には伝わらないから
私があまりにも臆病だから
思ってることがあっても、何も言えずに閉じ込めてしまう
それでも、こんな私にも、貴方は平等に接してくれるから
いつかは私も素直になれるように
ちゃんと気持ちを伝えられるように
せめてそれまでは、この夢がさめませんように
夜の嵐に目が覚めた
ばらばら、ばらばら
雨粒が落ちる
ばらばら、ばらばら
雨粒は妖しく光る
ばらばら、ばらばら
両指を両耳に突っ込んでも
ばらばら、ばらばら
眠ろうとしても眠れない
もう会えない僕らなのに
ほんとは泣きたい最後なのに
またねって笑って別れたりした
思い出は綺麗になるものだから
このくらいの嘘が丁度いい
またいつかおもいだす
そのときいちばんあざやかな青でありたい