表示件数
3

人との繋がり

私は 
人と関わることが苦手だ

でも それを変えてくれた人がココにいる 
沢山の人に支えられているから
私は 詩を書くことができる 

実際 会ったことなくても
こんなに温かい人たちがたくさんいる

この場所が私は大好きだ

0

溢れます

浸した てのひら 冷たい水に
あなたの 身体が まとわりついて

夢苦しくて 布団をはいだ
あなたの思い出がこびりついて

ギター もっと強く鳴け
ラジオ もっともっと喚け

最低限度の夜をすごせば
バケツは次第に 溢れます

夢みてたくて かじかんでいた
月がぼくらを 覗きこむんだ

ギター もっと強くやれ
ラジオ もっとずっと叫べ

0

問う

ふと自分に問う

自分は何のために生きているのか


自分の思い通りになることは

ないのだろうと思う


それが世界だ

結論が出る

2

錠剤

「錠剤、朝晩の2回を2カ月で120個出しておきますね。」
私の肌
艶めかず
ステロイドのクリームを塗りたくる


ああ
こんなじゃ
彼の横に居れない

地雷女の私は
彼の心に言葉で地雷を埋め
自己嫌悪

量産型の私は
推ししか勝たん
彼なんて放ってしまう

自傷しちゃう私
痛い
イタい
そして

遺体。

0

ねえ

ねえ、なんで?



なんで。

なんで。




そう言っておいて、考えることをやめてるのは私。

0

どこかで

今日もどこかで

誰かが死んで

誰かが生まれてる。

今日もどこかで

誰かが何かに出会ってる。

明日も明後日も、その次も。

誰かがどこかで生きている。

0

ナタデココ

ナタデココ
飲み物と一緒に流れ込む
喉を通り抜けないひとつ
カミカミやめられんので貴方だけ
噛むのも飽きたし永遠決め込み
頑張って飲み込むでもどうかな

1

普通って?

普通ってなんだ?
周りのみんなと同じことが
できることが普通?
容姿は痩せているのが普通?
学校に当たり前に通えているのが普通?
普通って誰が基準?
普通の基準って、人それぞれ違う
普通の基準って誰?
自分が普通って思っていることが
相手からしたら普通ではない
だから『普通』って言う言葉を
私は極力使わない
『普通』という言葉に違和感があるから。
『普通』って言う言葉は深い

0

SOL

22時になると聞こえてくる優しい声
その日、嫌なことがあっても
校長、教頭の声を聞けば
全部吹っ飛んじゃうんだ
つい笑っちゃう場面もある
時には悲しい気持ちになるときもある
好きな曲が流れて嬉しくなったり
新たな曲との出会いが待ってる
素敵な場所

ここは生徒たちの夜のたまり場_SOL


そんなSOLとは私たちにとって━━━━




━━ なくてはならない大切な場所なんだ

0

雨の匂いは

雨が降って降って降って降っている
青空に全く出会えない
雨の匂いが満ちている
水の匂い
生命の始まりの香り

0

おでかけ

胸の鼓動に触れてきた
鼓動もわからない刹那
自然を装って本当に自然
かも
偶然か必然を抱えながら
なんでもないを装って
お口の平たいおさら
さきまわりして
へんな奇跡が捏造できるのは
わたしのわるいくせだから。

2

ノクターン

静かな噴水。
月の光が反射する。

地面には影が伸びて
私は手首で水遊び。


ノクターン。
静かな夜に響き渡る心のサウンド。

夜想曲。
そっとあなたを包み込む奇跡のメロディー。

0

〜二人の秘密〜長文なので時間がある時に読んで下さると嬉しいです!

「先生、おはよ〜。」
今日はいつもの窓辺、ではなく先生の部屋の扉を叩いていた。

『あぁ、おはよう。どうかしたか?』
「いや、もう夏休み終わっちゃうのに、宿題が手に付かないから遊び来た。」
『おぉ。…遊び来たか?』
「ねぇ、なんで繰り返した(笑)?」
『繰り返してはない(笑)。…う〜ん、麦茶くらいしかないぞ?麦茶でいいか?』
「うん!麦茶がいい!」
先生は冷蔵庫の中から麦茶の入ったピッチャーとガラスのコップを2つ取り出した。

『あとどのくらい残ってんの?』
「宿題のこと?あとちょっとが多いのよ。」
『半分しかやってないだろ(笑)?』
「そうね、半分くらい(笑)。」
『じゃあ、宿題持ってくるか?』
先生はコップに注ぎながら問いかける。

「どこに?」
『ここに。』
「なんで?」
『ここでやるから。』
「嫌だ。」
『嫌なんかい(笑)!』
「嫌に決まってるでしょ(笑)!この時間はこの時間で大切だから(笑)。」
『じゃあ明日にでも勉強会しよう。それならいいだろう?』
「えっ?ごめん、聴こえなかった。」
『確信犯だろ(笑)。』
「もう(笑)!わかったよ(笑)。明日勉強会ね。」
私はお茶を飲むと一息つく。

『8月も、もうすぐ終わりだな。』
「寂しいね。花火大会とか行きたかったな。青春したかったわ(笑)。」

私は先生の横顔を見ながら、私の青春は学校生活よりもこの人だなと感じていた。
私はくすくす笑いながら、ただ一つ、「先生に浴衣姿を見てほしかった」とは言えなかった。

4

シンデレラ

なんで私は「灰被りの少女」なんて呼ばれな
きゃいけないの?
                   あの人達が勝手につけただけでしょ。
私は何でこんなに見窄らしい格好をし
てるの?
                   あの人達がそれを許さないからでしょ。
私は何で舞踏会に行けないの?
                   あの人達が私を召使いって思ってるからで
                   しょ。
私は何で動物たちと話せるの?
                   自分よりも小さいものたちの声を聞こうと
                   する心があるからでしょ。
フェアリーゴットマザー教えて。
私は本当に何かを信じ続けているの?
                   ええ。
                   信じ続けているから私に聞くんでしょう?

4

布団干し

布団から出たくない
当然だ…
自分の体温と同じだから…

自分にとって全てが都合のいい空間
外力の介入を許さない至高の空間

でもいつかは出ないといけない
汗が染みちゃうから

汗臭い布団にいるくらいなら
外界と戦う…
たとえどんなに寒くても…

人間関係も同じだ
仲良い人とだって永遠なんて無理
染み始めた汗はちゃんと洗わないと
だからたまにその布団を洗濯して
たまに違う布団で寝るのも悪くない

1

布団

忙しない現代の唯一の休憩所が布団だ
人間は人生の約3分の1を寝て過ごすという
と言っても実際は記憶がないから
そんな実感はない

故に布団の思い出を探してみると
案外寝なかったことの思い出が多くなる
修学旅行の枕投げ
就寝時間後の布団での会話
卒業式の夜寂しくて泣いた
とか…

なのにどうして英語では
布団に入る=就寝
なのだろう

布団の中の思い出ってちょっと特別
寝ない夜だってきっと悪くない