まいにち
わたしはひらがなでにっきをかく。
いつよみかえしても
あしたのじぶんがきのうのじぶんよりも
せいちょうしてるって
おもえるから。
かんじをおぼえてるだけだけど
それにいくらかすくわれるじぶんがいる。
有限の騒がしい世界が嫌いだったから
無限の静かな想像の世界へ浸った
空気を読むのが嫌になったから
空気を無視して私だけの空気を書いた
不愉快なものはすべて見捨てて
お気に入りだけそばに置いた
そうして創った私の世界
もちろん住人はただ一人
満足した
愛する無音が私を包む
何をしようか
好きなことをしよう
時が流れた
有限の世界は私の存在を忘れた頃かな
時が流れた
何もしないまま息をする
言葉が口からこぼれる
「さびしい」
理想を追い求めていた
理想を追い求めた先には
しょっぱい味だけがあった
「頑張れ」と言ったら涙。
「頑張らなくてもいい」と言ったら涙。
怒り涙と嬉し涙。
やぁ、久しぶりだね。
あの頃から君は遠くにいたけど、
さらに追いつけない距離まで離れてしまったんだね。
あの頃は君に近づけそうだった。
でも今は
貴方と私の間には大きな川。
距離は近いのに心は遠い。
君はスポットライトで照らされた天使。
私はスポットライトにも当たらない悪魔。
これ以上遠くならないでなんて言えないから。
この距離が開くほど
貴方に福が舞い降りるから。
私は貴方を応援するの。
遠い君と。
取り残された私。
貴方の成功を祈って
今日も歌う。
30センチ定規の1ミリの目盛りの間
僕は君を自転車に乗せて
「どれくらい遠くまで行けるだろう」
なんて言って無謀な旅へ行こう
ミスユー それは嘘付きの手紙
ありがたがってる 砂漠の真ん中で
レミシー きみが大切な…
大切な…なんだっけ
本当の言葉では 伝えきれないものが
きっと心のどこかにあって
ところかまわず でたらめまみれに
吐き出してみたら見つかるかしら
ドレミ 不機嫌なピアノのためいき
喉がかわいたよ さながらレモンティー
レリビー きみが大切なんだ
それだけだから それだけ…
取り立て何の特徴もない私の透明な心の中
でも
キミが私に発してくれたあの言葉が
私の心にすとん、と落ちて
私の知らない心になった
最初は病気かな?
なんて思ってたけど
キミと目が合うと
心がもっと染まっちゃうの
キミになら
この心の色を
見せてもいいかな?
「もし世界が変わったらさ、キャラメルは消えてもチョコレートは残しといてほしいな」
「そうだね」
「でも、私達の世界は今のところこの部屋ぐらいだね」
「そうだね」
「ずっと一緒にいられる世界になってほしいな」
「そうだね」
「ねえ、ずっと一緒にいてね」
「そうだね」
「うんって言ってよ」
「そうだね」
「一緒にいたいんだよ。君と」
「うん」
正しいって何?
私しかいないのに…
どうすればいいの?
誰もいないのに…
“真実を求めた…”
自分自身に迷い
自分自身を疑う…
自問自答にもがき
自問自答を苦しむ…
“それでもまだ足りないなら?”
自問自答を止めて
自問自答に答えを…
自分自身を信じ
自分自身に許しを…
“真実から逃げた…”
もう色褪せたのに…
何が見えるの?
モノクロの世界なのに…
何が必要なの?