一枚のラベルを見つけた。
それは、私のものだった。
貼ってみた。
少し安心した。
今この世には、沢山のラベルが存在する。
「そんなの要らないじゃないか」
と、言う人もいる。
要らない人も、確かにいる。
でも私は、安心した。
ラベルを見つけることで、安心する人がいる。
覚えていてほしいな。
私が最近貼ったラペルには、こう書いてありました。
【エンパス】
昨日の先っぽに火をつけて溶かしてよ
ただ今日を照らすほどの光を放って
一息で消えてしまいそうな脆さと儚さを
持ち合わせる君に誰も勝てるワケないから
聖夜には68日の奇跡を添えて
貴方とふたりじめ
側で寄り添っていたい
寒さは貴方の胸の中で溶かしたい
みててよって出したら
声が震えてしまいそうだけど
瞼の奥の貴方ばっかじゃ耐えられない
犠牲なき世界など在りはしない
犠牲を伴ってこそこの世界
犠牲が在るから成功が近づく
犠牲があるから法が在る
犠牲があるから豊かになる
犠牲の上には平和が在る
犠牲によって平等が生じる
生きることにだって犠牲が伴う
時間、家畜、植物、人間関係、そして……
それすらも生まない世界は全く
馬鹿げていて、全く不完全で、
存在できるはずがない
いつから犠牲を全く生まない
世界が作れると錯覚していた?
犠牲が生じることこそが
"真"で、"全"であり、
"犠牲が生じない世界"は完全なる虚言で、
その虚言を脅かすような不都合な事実である、
"犠牲を生じるのがこの世界"というのは
驚くほど簡単で少し考えればわかる真実だ
犠牲なき世界に憧れを抱くのは結構、
永遠の夢であり、不可能なものだから
""だが""
憧れは理解から最も遠い感情だ。
理解している。と容易く使うが無理な話だ。
犠牲無ければこの世界は回らない、
存在できない。そういう風に出来ているのだよ
『どんなことも
胸が裂けるほど苦しい
夜が来ても
全て憶えているだろ
声を上げて
飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々が
これから起こるはずだろ』
映画のように
美しいばかりの世界ではないけれど
いつかきっと
喜ばしい未来が待っているだろう。
胸が裂けるほどの苦しみの後には
必ず
朝日が昇るほどの
美しい世界が
待っているだろう。
だからきっと
僕らは生きてくのだろう。
変わらない心情を望みたい
そうすればあなたへの心も同じだから。
変わらない世界を臨みたい
そうすれば悠久の生を生きられるから。
変わらない障壁を挑みたい
そうすれば日々良くなり続けられるから。
変わらないことをのぞんでも、
変わらないことは不可能だ。
変わらないことをのぞんでも、
変わらなければ進化しない、進歩しない、
そして乗り越えられない
私はどちらものぞみたい。