表示件数
0

ぱっ

あなたからのLINE
質問された
話が続けられる
これだけで嬉しい

でも気をつけて頂戴ね。
あなたの言動で、
私は天にも登るし
地にも落ちるから。

0

林檎飴

貴方が差し出してくれた それは甘い罠
  絶望 悲観 感傷 悲嘆 妬み
誰も教えてはくれない 毒の入った林檎
 希望 楽観 からの そのまた絶望

せっかく実った果実は 堕ちていく
一瞬 綺麗に舞って 突き落とされる

もう目を覚ます時間 脳内時計は止まったまま
もう時期はきている 四季も同じように

どろどろと溶けていく ダラダラと零れていく
刹那の間 儚く煌めき 炎に煽られる

もう目を覚ます時間 体内時計は狂ったまま
もう時期は来ている 死期だって同じように

0

くれよん

くれよんで えを かいた
おてては なぜか ぎとぎと
がんばって かいたの
おばけのえ

えんぴつで えを かいた
おてては とても まっくろ
がんばって かいたの
ゴキブリのえ

クーピーで えを かいた
おてては ヘンな におい
がんばって かいたの

絵の具で 絵を描いた
ペンで 絵を描いた
また鉛筆で
またクレヨンで 絵を描いた

オバケでもない ゴキブリでもない

どうか もう誤魔化さなくて すみますように

2

1日違い

まだあなたは昨日にいる
わたしは今日で待ってる
その黒いマント翻して、来て
吊り気味のその目で、見て
こんな不甲斐ないわたしを、笑って

きっといつか
わたしとあなたの世界の
時空はつながるよ
1日違いだって
いつか埋めてみせる

わたしが昨日のあなたに想いを寄せたって
あなたが今日のわたしを知るはずもないもの

あなたがこっちに来たら
わたしはようやく恋が出来るのよ

はやく、来てね。

0

3ルート2

君が君でいるためにすり減らした日常
僕が僕であるために声を枯らし歌うのは机上の夢

いつもギリギリ、今日もギリギリ
締め切りに追われる僕らの理想
焦って焦らされ書き殴る
1行目見たことのある「名前はまだない」
明日の自分、吐き出す

割り切れない割り切れない割り切れない
足して、引いて、悲しくなって
割って、強がってみたりして
かけて、泣いたって戻りやしないのに
賭けて、駆けて、欠けてるね、でも綺麗だな

名前もないのに呼んでみる
名前もないのに叫んでいた

夏の夜空は少しグロい

0

こわいこと

私の身体は熱を帯び、重くなる。
臥していても、それはわかる。
そして、夢か現かわからないようなものがぐらぐらして、ぱっと消えた。
汗だろうか、水滴がおでこから頬を伝って 首筋に落ちる。
時間もわからない暗い部屋で、何もなくなるのを待つ。
それしかできない私。

0

理由

窓に映って不意に見切れた人影が
心に落書きした儚いキスを思わせて
思い出せるはずの顔を浮かすのは
あまりにも情緒的過ぎる
こんな言葉でしか
貴方を知りたいって覆えないから

0

また、

貴方の頬に触れて
見つめ合って
笑い合って…

信じていいですか
夢に出てくるのは
私を想っているからだと

貴方の夢に
私は居ますか
私は笑えてますか

春になるまで
時は長いから
また、

夢で逢いましょう。

0

ひとつひとつ

思い出を書き留める度に
ひとつずつ近づいてくる
君とのお別れが悲しくて
私はまた泣きそうになるんだ
さよならなんて考えないで
今まで君と笑っていたのに
制限時間が
私の心を締め付けてくる