良い人ごっこで笑いましょう
好い人のふりをして泣きましょう
そうやって世界は輝くでしょう?
君の心が嘲笑う
ボクの心のアザ、笑う
無理やり笑うボクはどんな顔?
スタートラインがやっと揃う
貴方と私はいっぱいあるけど
貴方はどれが好きなの?
数えきれない「私たちだけ」から
私とのそれを選んでくださる?
駄目なことなんてなにもないから
いっそのこと私ならね、なんて
あとを説明してるわけじゃないよ
疑問に溢れるご時世の飾りは
笑えるくらいぴかぴかのなのがいいわ
重力が大嫌いな愛すべきその頬に
赤らみを足す貴方の皮膚に
私はどれだけ皺を刻めるかなあ
「…そう、じゃあ領内の案内をお願いできるかしら?」
精霊の出没場所とか被害を受けた場所とかね、と少女は言いつつ、さらに付け足した。
「あとこいつを借りるわ」
あ、はい…と答えてから、屋敷の主人はえ?と拍子抜けする。
「…この使い魔を借りるのよ」
少女は黒い使い魔を手で指し示す。
「便利な”武器”になり得るのに、使わずにいるのは勿体無いでしょう?」
別に持ち逃げする訳じゃないから安心なさい、と少女は微笑む。
そして広間の出入り口の方へ歩き出した。
「あぁ、ちょっとお待ち下さい」
屋敷の主人も少女の後を追う。
少女は気にすることなく進んだが、ふと立ち止まって振り向いた。
「…”お前”も行くわよ」
”お前”と呼ばれた使い魔は、はっとしたように顔を上げると、面倒臭そうな顔をしながら歩き出した。
その様子を見て少女は少しだけ笑うと、また広間の出入り口の方を向いて歩き出した。
よくわからないビタミンジュースを飲んだ先に金星
んなこと言ったら 足りないものばかりだわ
君はいつも冷たいし、
頑固で、
いつも僕を困らせる。
聞いてよ。
言ってよ。
遠くにいかないで、
僕のそばにいて。
君はまた僕のこと、
臆病だとか言うんだろうけど、
君もきっと同じでしょう。
言えない僕らは似たもの同士。
ふたりで溶けてしまいたいね。
いつもあんなに楽しそうに笑うのに
私はその笑顔が大好きなのに
本当は、笑ってないの?
その笑顔に隠した 本当 はどこにあるの?
あなたが心から笑顔でいられる居場所に居て
あなたが心から笑顔でいられる人と一緒にいて
あなたがただ 心から あなたの笑顔 で笑っていてほしい
そうやって毎日願ってる…