表示件数
0

新しさに抗うあなたへ

もう時間もない
簡潔に

“ブランコは揺れるだろう
押す人がいればね”

だいじょばない小動物の逃げ道は
ここにあると思いたい

0

夢。

ひだまりのなか、きみはあたたかな表情でわらう人を見ながら、目をつむっていた。風鈴の音が聴こえた、すこしばかり涼やかな体温で横たわっていた。

0

あなた。

繋ぎ止めないと離れちゃう関係なんて捨てて忘れたい。

0

夜、また更けゆく

嗚呼、違う、違うんだ
そんなもの求めちゃいない
疲れきった目、また夕食を吐いて
ついぞ開かぬカーテンが濡れる

嗚呼、駄目だ、やめてくれ
これ以上
俺に夢を見させないでくれ

そう言ってまた眠る27時は
ペルセウス座流星群

0

夢を見た

夢を見た。
わたしとだれかが話していた。
糸電話のむこうにいたのは君だったかな。
くすくす笑っていたのは、
君の声の振動が伝わってきたから。

0

価値観

「幸せ」
なんでもない日常の中、誰かが言った。
僕は、「幸せ」や「愛してる」なんて滅多に言わない。
いつもそれを言っていると、本当の言葉の価値や意味を失ってしまいそうだから。
でも、今日は違うかもしれない。
おそるおそる口に出してみる。
「僕は今、幸せだ」

0

っていう夢があってね

「優しいね」
「君は自分を大事にするのが上手じゃないから、手本を見せているんだ」
「手本?」
「そう。だから覚えて」
「……優しいね」

君がしてるのを真似してるだけなんだけどね

1

無題

怒ってる?

……うん。

……ごめん。

僕は君の、他人に気づかれなければ自分を雑に扱うところに怒ってる。

……うん。

0

寂しいな、

ズレる身体的感情
ただあなたに会って
笑顔を見せたい
だけ。
抱きしめて欲しい煩悩だけが
寝転ぶ身体に負担だ

0

弁当箱

弁当箱を放置しすぎた

すべて洗い流したい


なんでこんなに皿洗いって面倒なんだろう