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雨音に傘の内側、波紋と滴の音。

雨が好きなわけではない、雨の中だけでしか泣けないだけなんだ。傘の中を落ちる滴は雨のせいじゃない。

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生きるべき君のこと

生きるべき君のこと考えてた
今夜も寝ないで考えてた
そしたら昼間眠くなって
友達は僕を笑う

死ぬるべき夜さえも考えてた
生きるべき君のこと
そしたらうっかり 死なないうちに
空が白んで朝になる

僕は鏡見て笑う

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その視線に電流が流れてるんでしょ
いつも感電する私の身にもなってよ

感電しながら耐えて話しかけても
営業スマイルで済ませてさ

こっちはいつも必死だってのに

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あと

亀裂の無知さん
跳ねる心臓は
苦い味を滲ませる
残像で切れ長になるまなこ
まさかときめいた、なんて。

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期待

君の声を聴くことが出来るのが
特別で嬉しいんだ
一緒にいるわけじゃないのに
隣で一緒に歩いているような
そんな空気本当にくすぐったい

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君の視線が
私に向けられていた

言っちゃったもん 私
好きだって さっき

私の心の中を見透かされてるようで
心臓のばくばくを聞かれてるようで

怖くて 
ただ見つめ返すことしか出来なかった

いつものノリで
はは、って 笑って
その目をひらりと細めて欲しいのに

君は そうしなかった

私の心を貫通させた視線がそのまま
黒板に刺さって離れない

去っていく君が 目の前を通った一瞬に
制汗剤の香りが残る 冷たい香りが鼻に残る

驚くほど爽やかだった


その香りに包まれたらよかったのに

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恋愛ショコラティエ

僕のガトーショコラは
君のふわふわスフレを
台無しにしちゃうから
この恋は、
ココアと一緒に溶かしちゃおう

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おかず

今日のお弁当は
ごはんだけ。

おかずを作る時間が無かったの…。

寝坊しちゃった月曜日の朝。

そんな日になったとしても
私は月曜日が好き。