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桃太郎

むかーしむかし、あるところに、お爺さんとお婆さんがいました。お爺さんはレベル9で、お婆さんはレベル7で、レンジャー技能を修得しています。また、お婆さんはセージ技能もレベル5で習得しています。ある日、お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
お婆さんが川で洗濯していると……。
知力が24くらいあるお婆さんは、川上からどんぶらこどんぶらこと大きな何かが流れてくる音に気付けました。どうやらそれは、一抱えもある巨大な桃の実のようです。
お婆さんは大変に興味を持ちましたが、川から流れて来た果実、虫が湧いていたり腐っていたりするかもしれません。悩んだ末に、お婆さんは一つのさいころを懐から取り出しました。
……さいころの出目は4。偶数だったので、拾わずに流れていくままに任せました。

……結局、桃太郎は生まれず、鬼たちは順調に侵攻を進めましたが、お爺さんとお婆さんは完全な自給自足のシステムを確立していたので、何も気づかず、二人仲良く余生を過ごしましたとさ。
めでたしめでたし。

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過去作を添削したモノ

独りの少女
ぬいぐるみを抱きしめて涙を滴らせる
唯一の理解者はその子かね?なんとも憐れ...
全てを憎む瞳はギラギラと光る その瞳に焼かれてしまいそうだ...
早いがここらでエンドロール
続きは、来世のお楽しみ

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「心配しないで」
ふんわりと笑った彼女の
ブラックコーヒーは北風と触れ合って
やがて細くて白い息を吐き出した

「私は大丈夫だから」
目に光るのは涙か幻か
微かな希望を秘めてまだ頬に残る

「でもね」
少し瞬きをしてから彼を見る
とくん、とわたしの胸の音がした

「ちょっとは私だって寂しいのよ」
ふて腐れた横顔は夕陽に映える
やはり彼は彼女が好きなのだ
わたしは、、、

「まぁそんな風には見えないよね」
コーヒーの缶はゴミ箱に吸い込まれた
がらっがっしゃん、、、

「じゃあね」
彼は頷くことも出来ずにいる
カラスのアホーが耳に遺る


『待って』
彼女の目が見開かれた
「なぁに」

彼は、彼女の、たった一人で在れるのか
わたしは、、、

二人の影が、今、一つになった

わたしの影は、白い息を纏ったまま、
枝だけの並木道を抜けていく

頬に幻が降りかかる
塩辛い幻は、涙のようだった
本当は、涙を、幻だと思いたかっただけなのだが

幻が乾いたら
次の春を見つけに行くことにしようか

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「一度でもいいから、誰かを愛してみたかった」
『誰でもいいから、本当の愛が欲しかった』


この二人が出逢えたら、どれほどよかっただろう

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願い

ソース不明の思考回路
まだまだ縋り付くお年頃
ラグビーボール貴方の心
ずっと跳ねてたい生きてたい躍らされたい
苦悩もあとでチャラにさせてね