「…別に良いじゃん、一般人の友達でも」
ネロは呆れたように言う。
「いくら寿々谷が異能力者の多い街でも、必ず異能力者の友達ができるわけでもないし」
そもそも常人の方が多いから、普通はそっちと仲良くなることの方が多いもん、とネロは続けた。
「やっぱそうですか…」
恵梨さんはそう言ってうつむく。
「…何? もしかして異能力者の友達が欲しくてここへ来たの?」
「いや違うんです」
ネロに質問されて、すぐに恵梨さんは顔を上げる。
「寿々谷が異能力者の多い街って事は、寿々高に入ってから知ったんです」
わたし、地元に異能力者の仲間がいないから…と恵梨さんは呟く。
「ここでなら異能力者の友達作れるんじゃないかって、何だか思えてきてしまって…」
恵梨さんは恥ずかしそうに目を逸らす。
ネロはふーんとうなずいた。
もうすぐテスト一週間前になってしまうので、それを書き込むのはテスト期間が終わってからにしようと思います。
レスにタイトル案を書き込んでくださると嬉しいです。
人物設定は前に書き込んでます。探してみてください。
余談:ポエムでもそうなのですが、タイトルはいつも後付けなんですよね、僕。
作品の内容を考えている時間よりもタイトルを考えている時間の方が長いという...。
けっきょく捻りのないタイトルになっちゃうんですよね。P.S.本題よりも余談の方が長くなった!
か くけこ
ま むめも
ぎぐげご
あ うえお
にぬねの
あ うえお
さし せそ
あ うえお
や ゆ
あい えお
ば ぶべぼ
梔子を香りたくて
探る人生論食べる空気
愛の成る木創り出して
浮いて愛いて憂いて
在り来りに気付いて抱きたいね
走る。獲物に逃げられないように
やけに派手な服を着た人物を追いかける 黒いパーカー姿の男
パーカー男の手には ナイフが握られている
すぐに追いつき 慣れた手つきでターゲットを屠った
暗殺者は にやりと笑いこう言った
「やあ、うっかりうっかり」
「どういうことだよ!俺しかいないって!」
「あんたは人の話を聞かないね、言ったでしょ?誰も下克上を考えないことって!そのためには野心溢れる奴らは根こそぎ淘汰しなきゃならない、橘や小橋じゃ女子辺りに新たな火種を産みかねない、その点あんたはそういう火種になりそうな取り巻きがいないから」
絶妙に貶されてはいるが納得できた。
いつか歴史か何かで聞いたフレーズ
“流血、闘争を伴わない戦争”
矛盾するようだが、“俺”の革命はまさにそんな感じだ。
「橘、小橋を黙らせてあなたがトップになり、解放を宣言する。それが最も美しい」
「お前の理想はまぁわかった、それで俺にわざわざそれを話したのはなんでだ?今のところ、俺、正しくは今の喪黒闇子がすることはないようだが」
その切り返しに“俺”は少し驚き、そして笑った。
漫画によくある余裕を振りかざすアレだ。非常に気に食わなかった。
「何がおかしい」
「いや、まさかあなたがこんなにノリ気になってくれるとは思ってなかったからさ」
言われて初めて気がついた。2人に復讐をするということに対しての反対意見がいつの間にか通り過ぎていることに。気づきはしたがもはやどうだってよかった。この入れ替わりだってきっと復讐のひとつなのだろう、こうして深く関わってしまった以上は俺が、喪黒闇子としてこの復讐劇に幕を降ろすのも悪くはない。
どこかそう開き直った。
「別に同情したわけでもないし、お前のとばっちりを喰らうのもごめんだ」
「じゃあどうして?」
「悪くない話だからだ」
「嬉しいよ、わかってくれて」
“あなたも復讐の対象だってこと忘れてくれて”
「改めて俺は何をすればいい、ただ漠然と生きろというわけじゃないだろう、そもそもお前らしい生き方なんて知らないしな」
「そうね、なら頼まれてくれるかしら」
to be continued…