「…え、特にないけど」
「うん、そうだよな」
「だな~」
「うんうん」
他のメンバーもそう言ってうなずいた。
「じゃあ何で…」
わたしが尋ねると、ネロが面倒臭そうに答えた。
「えー良いじゃん、たまには違う所で遊びたいし」
別に良いだろ、とネロはジト目で見る。
「はぁ…」
わたしはそう答える他なかった。
「まぁ良いや」
そろそろ行こうぜ、と耀平がネロに言う。
「いつまでもこんな道端で話してちゃ暑いし」
そう言われたネロはそうだね、と言って駅の入口の方へ歩き出した。
世界で1番大事なもの
大好きな君との思い出
世界で1番楽しいこと
大好きな君とのんびり過ごす時間
世界で1番悲しいこと
大好きな君が泣いている時
世界で1番大好きな人
それは君
アタシは探偵のロード。
周りから「欲望の恐怖」って呼ばれてるンだ。
チッ、わざわざ凝った名前で呼びやがって...。
あん?アタシに依頼?
ははっ!アタシへの依頼は高くつくぜ?
アタシの欲が無くなるまで、永遠に言うこと聞いてもらうンだからなぁ!
その覚悟があるってンならどんな内容の依頼でも受けてやるよ...。さっさと決めな!
アタシは長々待つのは大嫌いなんだ!
さっさと決めなかったらどうなるか...わかるよナァ?