「あれ…?」
ネロを見つけてから約10分後、新寿々谷の公園にて。
わたし達6人は、公園の木陰でコンビニで買ったアイスを食べていた。
「何で皆アイスバー食べてるの…?」
「そっちこそ何でカップアイスなんだ」
外で食べるならアイスバーだろ、と師郎がわたしに突っ込む。
その隣で黎は静かにうなずく。
わたしはえぇ…と言うしかなかった。
「…それにしてもさ」
不意にミツルが呟く。
「何でネロはあんな所にいたんだ?」
かくれんぼの範囲はあの墓地だったってのに、とミツルは続ける。
「うーん、何でだろうな」
師郎は首を傾げる。
「これまでもネロが急にいなくなることはあったけど…」
理由はやっぱりアレか?と師郎は言う。
皮に歯を入れては苦いと言い
種子を砕いては渋いと言う
美味い果肉を求めて食むや
食らう作法の粗さが目立つ
一口に噛んでは不味いだけ
当たり前の感想しか抱かぬ上に
口に出せば虚しさが残る
まとわりつく頭痛をにらんで寝転んだ午後
きみの声なんて思い出せなかった
乾いたくちびるとよく似た温度のさざめきが
消えかけた爪先の青色にとけてゆく
明日になれば、大人になればと
信じた根拠はたぶん消えたんじゃなくて
空の遠さに目が眩んだあの日からずっと
鼓動と同じ速度で走り続けている
知らない歌を好きになること
ぬるい風に身を任せること
きみの瞳の強さを思い出せなくても
ぼくはまだ、ひとり夏のなかにいる
タイトルの通り、お知らせがあります
お知らせの内容は「作者がしばらく小説書き込めなくなるよ!」ってことです。
作者である僕、ネコ69が最近ストレスたまりまくってメンタルがボロボロなんです。
「12日から家族で旅行に行くので、そこでリフレッシュ出来たらな...」って思ってます。
「22日くらいからまた書き込めたら良いな」とも。
しばらくの間は補足の書き込みをちょこちょこしていくかもです
次の話をお楽しみに!
「どうやらぼくは神様と同じ力を持ってるみたいなんだ」
「それでも、わたしはあなたと一緒に行く」
こんにちは!この物語で機械人間のヒノとネムを匿っているベルディだよ。
タイトルにも書いてる通り、お知らせがあります。
お知らせの内容は「作者がしばらく小説書き込めなくなるよ!」ってことなんだ。
作者のネコ69が、最近ストレスたまりまくってメンタルがボロボロらしくて。
「12日から家族で旅行に行くので、そこでリフレッシュ出来たらな...」って言ってたよ。
「22日くらいからまた書き込めたら良いな」とも。
しばらくの間は補足の書き込みでちょこちょこ出てくるかも!
次の話をお楽しみに!
いつも君は本を読んでるね
私は知ってるよ
君の前ではツンツンしてるけど
ほんとはそうしたくないんだ
君に好きだと伝えたい
どんなきっかけでもいい
でも会うたびに ツンツンしてしまうんだよ
いいニュースは、あの子が君を好きなこと。
悪いニュースは、私も君が好きなこと。
「…おい、聞いてんのか」
いつの間にか目を光らせるのをやめた耀平がネロを睨みつける。
「…」
ネロは沈黙したままだ。
「ネロってば…」
耀平は呆れたようにそう呟く。
暫くの間2人は睨みあっていたが、やがて耀平がこう切り出した。
「なぁ、ネロ」
ネロはちらと耀平の方を見る。
「…アイス、食べに行かない?」
そう言われて、ネロは目をぱちくりさせる。
「ずっとこんな所にいちゃ暑いし…」
近くにコンビニあるしさ、行こうぜと耀平はネロに提案する。
ネロは少しの間考え込むように黙っていたが、暫くしてすっくと立ち上がった。
「…行く」
「よしじゃあ行こう」
そう言って耀平はネロの手を引いて歩き出す。
わたし達もそれに続いた。