「「「ギャー!!!」」」
3人の叫び声が見事にハモった。
「オ、オリヴィア!?何でここに?」
僕はずり落ちたメガネをかけ直しつつ、久方ぶりに会う友人に話しかける。
「なぜって?オレが便利屋だからさ!」
オリヴィアはこう答えた。
いや、職業で便利屋やってることは知ってるけどさ...。
「なんで」の理由になってないよ...!
唯似はふふふと笑った。
「私の異能力でネロの思考を読み取るのよ」
そう言って唯似は両目を淡い水色に光らせる。
ネロはぎょっとした顔をした。
「ちょっと”ユニコーン”…」
「仕方ないじゃない」
あなたが何も言わないから、とユニコーンは言う。
ネロは気まずそうにそっぽを向いた。
「さて…」
ユニコーンはそう言いながらネロに近付く。
「や、やめろ…」
ネロはわなわなしながら耀平にしがみつこうとするが、すぐに振りほどかれてしまった。
「大人しく従え」
「うぅぅ…」
ネロはがっくりとうなだれた。
みなさん、お久しぶりです。
ようやくテストから解放された
かりんとうといもけんぴです(ヤットナツヤスミダー!!)
テーマ「夏」の企画。
たくさんの方々にご参加いただいて、
本当にとても嬉しく、楽しかったです。
ひとつ「夏」をテーマにしても
それぞれに違った夏があって
新鮮で、面白かったです…!
まだまだ夏は続きますが
企画への投稿も落ち着いてきたということで
ここで、企画「夏」は終わろうと思います。
企画に参加した方も、そうでない方も
思い思いの、素敵な夏を、過ごせますように。
あ、まとめ作りました!!
良かったら見てくださいね!
ではでは。
青い風が吹く
入道雲の下
向日葵が咲く
日差しの中
忙しく蝉が鳴く
昼下がりの町
静かに星が降る
山の向こう
「12分」
これが私たちに与えられた時間です。
楽譜を貰った6月。
オーディションに落ちた7月。
ようやく受かった8月。
すべての時間は、
この、「12分」の為にありました。
ステージの上で、
スポットライトと熱気を感じながら。
これまでの日々と、これからの日々を見据えて、
振り下ろされた指揮棒と共に、
その「12分」は始まりました。
叶わない夢かもしれない。
敵わない学校ばかりでも。
それでも。
『届けたい』
その想いが、「12分」を満たしました。
6月の希望も7月の挫折も8月の葛藤も、
ぜんぶ詰めこんだ「12分」。
どうか、繋がりますように。