冬に握った君の手は
想像よりも遥かに小さく
おまけに手汗をかいていた
なんだか弱さを見たような
そんな嬉しさ
独りの僕に寄り添って
風鈴の音がディレイする
その音は、空っぽに似て心地良い
空洞の夏を通るだけ
空の青さに僕を見て
風に耳朶をお裾分け
高貴な夏がやってくる
唸る鼻
まだ寝てる貴方と口のはなし
貴方の産声をしらないけれど
貴方のごみ袋はもてないけれど
どうもおかしいな
総てを愛せると胸を張るの
明日のやりすごし方
明後日貴方に何をいおうか
嫌わせてしまうと思って
半分も出せないけど
全身で貴方を好いている
生のリミットが迫ることを
こんなによろこぶこと
ずっとずっと
生きてて欲しいこと
相反して愛の次の字は
小娘にはわからない
だから
砂時計に身を任せてみてるはず
、だから