散開したわたし達は、ゆっくりとりいらちゃんと謎の人物に近付いていた。
できるだけ違和感のないように、何気ない感じで近付いていく。
そうすれば、無事りいらちゃんを保護できる…はずだ。
一緒にいる謎の人物の事が気になるが、、あまり気にしている余裕はない。
一刻も早く彼女をお母さんの元に返してあげなければ。
「…?」
りいらちゃんの背後にゆっくりと近付く中、ふと殺気を感じた。
ちら、と斜め前を見ると具象体を持ったネクロマンサーが駆け足でりいらちゃん達に近付いていた。
「え⁈」
わたしが思わず叫ぶと、りいらちゃんははっとしたようにこちらを向く。
「―」
ネクロマンサーはそのまま黒鎌を謎の人物に振りかざそうとした。
「⁈」
しかし、謎の人物はすんでの所でそれを避ける。
「ちょ、ちょっと⁈」
わたしが思わず言うと、ネクロマンサーはうるさい!と叫んだ。
剥がれた皮の跡に
真っ赤なナミダがしみてくる
えれぇこった 2、3発
爪でなぞっただけっつのに
君の魔法で目が覚めたなら
冷めるまで火にかけ続けよう
肉を焼く匂い おかしなもんさ
そのままさ 君の美しさ
星空模様に冷えたミルクを
まぜて飲み干せば そのまんま 君になれそうだ
もう少しで短かった秋休みが終わる
私は勉強のやる気が出なくて あまりできていない気がする
今週はものを作ったり 買い物をしたり いろんなことをした
短かったから 友達と遊ぶこともできなかったなぁ でも最近勉強のワークを良いのを見つけて
やる気が出てきた気がするこの調子でみんなに追いつきたい
でも少し怖い みんなは最高得点を取っているし
みんな 調子が良いのに 私だけ追いついてない 私だけ 私だけ
内申点もそれほど高くないし テストも最高得点取れないし 範囲が広いせいじゃん?
やる気が起きればいいのになぁ
そんなことを考えていた今日この頃
1か月強ぐらい会えてない。
その期間、何回も限界きて泣いて心崩れてって何回もあって、めちゃくちゃ辛かった。
大丈夫な時もあるけど、やっぱ寂しいね。
でも愛してくれてるし、毎日喋ってるから、それでも幸せやと言い聞かせてる。
数週間後にやっっと会えるから楽しみに、楽しみなこと考えて過ごそう。
学校ってうざいやつめっちゃいる
ほんとにうざい
いちいち授業中そいつが先生に
ムクまるなら多分できると思いま〜す
とか
ま〜どうせわかんないだろうけどね〜
うっせい黙ってろって思う
でもそいつには言えない
どうすればいいの
だけど殴ると問題になるし
言葉で解決できないし
そんなのが夏休み後から続いていて
今は秋休みでそいつと会わなくていいけど
秋休みが終わったらって思うと
なんか全部が嫌になる
ほんとに消えてほしい
いちいちそんなこと言って問題を解けたあとの休み時間に
お前なんかでもこの問題解けるんだ〜
とか言ってくる
秋休み終わんないで
「なあ、その集まりに俺も仲間入りできないかなぁ。せっかく『そっち側』と接触できるチャンスなんだよ」
「んー……」
俺の提案に、弥彦氏は微妙な表情をした。
「あーっと、ヨリオ。何かその手の能力を持ってたりは……」
「するわけ無いだろ。俺ァパンピーやぞ」
「となると……ちょっ……と、難しいかもなぁ……」
「え、なんで」
「いや、俺を呼びに来たあの人、トモちゃんっていうんですけどね。あの人も例によって能力者なんすけど、あの人の能力が、『他人が能力者か分かる』ってものらしくて……」
「……?」
さっきそのトモちゃんと遭遇した時のことを思い出す。なんで能力者が判別できるだけで俺が階段から落ちるのを手も触れずに止められるんだ……?
「いや、今はそこはどうでも良いか」
「何が?」
「いや、気にしないでくれ。けどなぁ……そうかー……。能力者だって言い張ったら押し通せないか?」
「いや無理でしょ……あ、いやでもなぁ……」
「ん、何か可能性ある?」
「いや、仲間に俺の先輩がいるんすけど、その人の能力の都合上、その人、トモちゃんの能力に引っかからないみたいなんすよね」
「マジで? それ、俺にもワンチャン無い?」
「無いです。あの人はそういう能力ってだけなんで。そもそも、能力者であることを主張したところで、何もできないなら即バレするだけでしょ」
「いいや、そこは考えがある」
どうも、企画「Romantic trains」の開催者です。
昨日企画概要を書き込みましたが、忘れていたことがあったので追記です。
・企画に参加する際はタグ「Romantic trains」を付けてください
・参加作品の投稿数制限はありません
以上です。
どうか、皆さんがこの企画を楽しんでくだされば嬉しいです。
皆さんからお題をいただいたのですが、実力テストの関係で少し長引きそうです。
すみませんが少々お待ち下さい。