手の中の携帯は知恵熱を帯びて
僕の指が鉛みたいに君を指して動かなくて
何コールも聞いたこの呼び出し音…
画面が切り替わって1秒、また1秒と静寂に溶けてゆく…
脈ばかりが早い…
繋がらない…
出ない…
でも私、泣いてなんかないよ?
泣いてなんか…ないから…
だから、どうか…
ラジオから流れる
君が勧めてくれた曲
なんかいつもと違って聞こえた
もしかしたら繋がれるかなって期待
画面を埋め尽くす雫を
振り落とすきっかけが欲しいの…
用意したセリフは完璧だから…
声が聞きたいよ…
どうか…どうかお願い…
電話出て?
私は特撮が好きでYouTubeでこの特撮を見つけました。もし知ってたらレスください!
『手が届くのに、手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する。それがいやだから手を伸ばすんだ。それだけ』
この言葉はめっちゃ心に刺さりました。゚(゚´Д`゚)゚。
時々ふと思い出す
ずっとあの子に謝ればよかったなぁと
私が悪くなくても謝ればよかったなぁと
あの子は引っ越してしまったから もう謝れないけど 何かの形で会えたなら
もう一度謝って 許してもらいたいのかな
あの子は勘違いをしたまま行ってしまった 真っ赤で綺麗な夕日の日だった
だから私は思い出すんだ 真っ赤で綺麗な夕日の日に
キミの頑張りなんて何一つ知らないから、
何も言う資格なんてない。
だから言葉じゃなくて、
飴玉あげる。
エカテリンブルクを出て,およそ数十分
西日に照らされてダイヤモンド富士のように輝く塔が見える
これが、ヨーロッパ・アジアオベリスク
時間感覚が狂っていて,いつモスクワに着くのか分からない中「いよいよヨーロッパ…となると、明日の昼過ぎにモスクワに着くな。グムで指輪買い直さないと」と呟く
列車は地質時代の名前の由来になったペルミを経由してさらに最後の乗務員交換駅であるバレジノ、北部を通るヤロスラヴリ経由の本線とキーロフと停車していく
夜、寝る前に友人に電話する「ヤロスラヴリ経由なのに、なぜか南下しているんだが」「そりゃ、南部のニジニノヴゴロドとウラジーミル経由にダイヤ変わったからな」そんなやり取りをして,すぐに寝る
そして,東の空に日が登る中大きなアーチ橋を渡るこれこそが、ゴーリキーの橋、そうかの有名な大河ヴォルガ川なのだ
荷物を今から纏めておけば全て纏め終わる頃にはウラジーミルを出てモスクワ郊外に着くはずだ
ニジニノヴゴロド・モスコフスキーを定刻に発車する
そして,荷物を纏め終えると同時にウラジーミルに着いた
彼女も起きた
あと3時間で終点,モスクワ・ヤロスラフスキー駅に到着だ
辛いな 痛いな
いっそ、誰かに吐き出そうかな
苦しいな しんどいな
いっそ、大切な君に?
きっと心配してくれる
欲しい言葉をくれるけど
ダメだな
君の負担になりたくない
君を困らせたくない
じゃあ、もう仕方ない
どうでもいいあの人に?
きっとわかってくれないな
そもそも言葉もくれないな
ダメだな
他人に迷惑かけられない
じゃあ、もう仕方ない
一人でなんとかするしかない?
このままじゃ溺れるな
自分の言葉に潰される
ダメだな
もうどうしようもない
ロンサムロードは続く
わけもなく 青い風が吹く
歓声を背に一人 抜け出した
きみの背中 すこし見えた
ロードウォーカー 好きさ
ロードウォーカー 心から
ロンサムビートに踊る
派手に打ち鳴らせ 風のように
歓声を待つ 人混みの中に
きみの顔が すこし見えた
ロードウォーカー さよなら
ロンサムウォーカー これっきり