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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― キャラクター紹介編 ⑤

「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」キャラクター紹介編、第5回はメインキャラ達の保護者役「日暮 師郎」の紹介です。

・日暮 師郎(ひぐらし しろう)/イービルウルフ
身長:167cm
学年:中学3年
誕生日:5月6日
異能力:他者に化けているように見せたり聞こえさせたりする能力
イメージカラー:暗緑/灰
一人称:俺
パッと見はガラの悪そうな少年。
しかし根は良い奴でかなり世話焼き。
ネロのせいでサヤカに出会った。
休日はネロ達とショッピングモールで遊んでいる。
背が高く、かつ野球部なので坊主で日に焼けている。
目の発光色は暗緑色。
滋賀 禰蕗、生駒 耀平、鞍馬 黎、角田 海敦、一本松 唯似、美蔵 健司は友達。
不見崎 清花は腐れ縁(?)。
稲荷 鏡子は小中学校の同級生。

次回は駅前でよくライブをしている人、「船戸 セレン」の紹介です!

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白と黒と青き星〜第7話 真相〜後編

「失礼します。AA0X期部隊4人ただいま参りました」
教務室はSTIの中でも特に無礼があってはならない場所だ。4人も見事に角度の揃った敬礼を見せる。
「こっちだ」
教務室の奥、教官室から聞こえる教官の渋い声。声のトーンからはまだ内容が見えない。
「はい」
1歩ずつ緊張が高まっていく。
「失礼します」
代表して大幡が扉のノブを捻る。内開きの扉は教官室の中を少しずつ見せる。机、カゲに関する資料の束、教官の姿、そしてもう1人。
「こんな時間に呼び出して悪かったな、もうみんな気づいてると思うが今日呼んだのは彼のことだ」
やはり…
見慣れない人の気配はとても異質で、いつもの緊張感とは違う空気が彼からは発せられていた。
「転校生の井上正大だ」
彼の身に纏う異質な空気の正体はそのやけに尊大な態度で全て物語られた。自信に裏打ちされたその真っ直ぐな目は覚悟を見せる。大幡にはそれがかつての五代、津上と同じ目に見えて少しだけ懐かしい気持ちになった。
「彼は都内の一般高校出身という異質の経歴でな、STIに関する説明が必要だった関係で中途半端な時期の転入になった」
「一般高校…あの、もしかして今日の出撃って…」
疑っていたと自ら言うようなものだがずっと引っかかっていた答えを前に津上は聞かずにはいられなかった。
「察しがいいな、今日の出撃で他部隊の応援を呼ばなかったのは1部隊の方が情報指揮が統一できて説明に都合が良かったからだ」
あの議論の時間を返せ、そう言いたくなるほど教官の回答は淡白だった。
「ところで教官、今回はどうしてこんな時間に…お言葉ですが転校生の件でしたら明日でもよかったのでは…」
言葉遣いに気をつけながらもかなりストレートに聞くあたりはさすが美空といった印象だ。
「それはな…」
先程までの淡白な口調から一転した教官の重く低い声は自分達の予想をはるかに越えた真相を告げた。

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愛されていた。

わたし、愛されていたんだな。
甘かった、舐め終わったキャンディの棒だけ残って。
わかってた、じゃ済まされないな、戻れなくて。
慣れていた、上手に愛してくれたから、居心地良くて。
わたし、わかってなかった、ごめんね。

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懐古

君に会えなくなってはじめて
君との日々を愛しく思えて
君と過ごしたあの日々を
数ヶ月ぶりに思い出す

君を好いていたことに
悔いも恨みもないけれど
君を好いていたことを
今更思い出したくなかった