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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 16.トウテツ ⑥

ミツルはふーんと腕を組んだ。
「で、でも、コイツとはもう会わないだろうし、良いかなって思ったんだ」
思ったんだけど、とネロは続ける。
「…ショッピングモールでまた会っちゃった」
ネロはうつむきがちに言う。
ミツルはハッハッハ、と笑った。
「何だよ、また会っちまったのか」
「そうだよ、何か文句ぅ?」
ミツルの言葉に対し、ネロは頬を膨らませる。
「まぁまぁそんな事は置いといて」
話の続き続きとミツルはネロを促す。
ネロは不満気だったが気を取り直して話を続けた。
「で、話しかけられてさ、面倒な事になりかけた所に耀平達が来たんだ」
それで休憩スペースに移動して、全て話したのとネロはジト目で言った。
「へ~」
ミツルは頬杖をつきつつそう言った。
「それで、一旦はボク達にこれ以上関わるなって言ったんだけど、その後も会う事があってさ」
それで結局一緒に行動するようになったんだ、とネロは呆れたように続けた。

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自問自答

たくさん愛されて育ちました
たくさん優しさを貰いました

なのに
自分のことを愛せないのは
自分に優しく出来ないのは
何故でしょう

自分を愛せなくて
自分に優しくなれなくて

誰を愛せるでしょう
誰に優しくなれるでしょう

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― キャラクター紹介編 ⑨

「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」キャラクター紹介編、第9回はサヤカの元クラスメイト「鷲尾 遥」の紹介です。

・鷲尾 遥(わしお はるか)/ハルピュイア
学年:中学2年
異能力:触れた生物の思考を止める能力
イメージカラー:ベビーピンク
一人称:私
真面目で冷静な少女。
クラスの中心から距離をとっており、大人しめな生徒といつも連んでいる。
亜理那を経由してサヤカに異能力者であることがバレた。
焦げ茶色の髪を1本の三つ編みにしている。
目の発光色はベビーピンク。
不見崎 清花は中1の時のクラスメイト。
笛吹 亜理那は小中学校の同級生。
坂辺 里加古は中学校の同級生。

次回は寿々谷高校の生徒、「風見 恵梨」の紹介です!