どうも、テトモンよ永遠に!です。
昨日をもちまして、企画「CHILDish Monstrum」は無事に終了いたしました。
今回も案の定参加者が少なかったのですが、最終盤に滑り込み参加する方が出てきたりしたので根気良く待つのが1番かなと思いました。
という訳で、毎度恒例の企画の裏話をば。
今回の企画は、去年のニコニコ超会議開催中にニコニコ生放送で一挙放送されていたアニメ「ダーリンインザフランキス」というアニメを観ていた時に思いついたものです。
件のアニメの後半でとあるキャラクターが「僕たちは君たち人間と違って優れた存在だから」みたいなことを言っていて、この場面を観た瞬間に「人間が作った、人間より優れた人外たちが人間を守るために戦う話」を思いつき、この企画の原型である物語ができました。
しかし、最初はこの物語を自分の中で色々展開させていましたのですが、その内忙しくなったり他の空想に走ったりして気付いたら放置するようになってしまいました。
それから時間が流れて去年の12月上旬、ふと学校帰りに「あの話を企画として昇華しちゃえばいいんじゃね?」となり、他に思いついた企画と共に企画アンケートをここに投稿、この企画に1番票が入ったので年明け早々に始めて今に至ります。
アンケートで4票も入ってたので4人くらいは参加者が出てくれるんじゃないかと踏んでいましたが、そうはいかなかったので企画って相変わらず難しいな〜と思いました。
でも某ナニガシさんがめっちゃ楽しんでたみたいなのでよかったです!
本当にありがとう!
長々と書いてしまいましたが、今回はこの辺で。
次は企画アンケートで2番目に票が入った企画「Daemonium Bellum RE」を3月に開催します!
今度は天使と悪魔が大暴れする企画なので、皆さん楽しみにしててくださいね〜
遅刻投稿も待ってます!
では、テトモンよ永遠に!でした〜
時々考えるように虚空に目を泳がせながら、キュクロプスは2分ほどかけてメモを完成させたようだった。
「これくーださい」
メモ帳のページを破り、こちらに差し出してくる。ページを受け取り、内容を確かめる。
『牛革3頭分、鋼鉄400㎏、合成ゴムロール10m、プラスチック75㎏、和紙1m四方、アルミニウム10㎏、銅線200m、インバーダの硬質な外皮または甲殻用意できるだけ、インバーダの羽毛用意できるだけ、インバーダの爪または牙用意できるだけ、米5㎏、鶏胸肉300g程度、キャベツ1玉、醤油1L、食器用洗剤1本、歯ブラシ2本、ペット用ウサギ1羽』
後ろの方は食品や日用品だ。1人でこんな場所に暮らしているわけだから、生活支援に必要なのは分かる。しかし、前半の大量の素材の要求は、キュクロプス1人の需要にしてはあまりに多すぎる。まるで工場か業者の発注ではないか。
1度、自分の手帳を確認する。
・キュクロプスが欲しがった物は可能な限り提供すること
・特に工業素材やインバーダの遺骸は絶対に入手すること
・ペットの要求は断ること(長期間作業にかかりきりになることが多いキュクロプスには面倒を見られない)
「……ウサギ以外は次来た時に」
「ざんねん」
こんにちは、ナニガシさんですよ。
一月が行ってしまい、いよいよ2月。ナニガシさんが主催するポエム企画『ピッタリ十数字』本番がやってまいりました。ここでルールをおさらい。
・期間は今月中。
・本文の文字数が「10字」「13字」「15字」「19字」のいずれかであるポエムを投稿しましょう。
・英数字、記号は全角半角を問わず1字とカウントします。「!」や「?」を半角で連ねれば、ルール上その数だけカウントされますが、ご利用は計画的に。
・空白や改行は文字数に含みません。好きなだけ悪さしましょう。
・指定タグは『ピッタリ〇字』。「〇」の部分には自分のピエムの本分の字数が入ります。『ピッタリ10字』とか『ピッタリ15字』とかそんな感じ。
・参加が3月以降になっちゃっても大丈夫。その時は指定タグの後ろに『遅刻組』と入れてください。つまり『ピッタリ19字遅刻組』みたいになる。
・タイトルと指定タグ以外のタグについて、僕は何も言いません。
・何も言われていないということは、何をしても誰も文句を言わないということです。
・※良識はあると信じています。
どうぞ奮ってご参加ください。
三両目、一番前のドアから電車に乗る。
この時間はどの席にもいつも同じ人が座っている。
不思議なものだな、と思いながらもいつもの『自分の席』に座る。
四人掛けシートの通路側。進行方向と反対側の席。この席は正直、少し座りづらい。それでもこれまで守り抜いてきた、俺の特等席だ。
最近学校の先生はやたらと話を「将来」に繋げたがる。この勉強が将来何に役立つか、を教えてくれるのではなく、「提出期限を守れていない人が多いけれど、もしそれが大学や会社に出す書類の時でも、同じように期限を守らないのですか?」とか。それが間違っているとも、否定したいとも思っていない。
でもあまりぴんとこないのだ。将来のことを考えようとしても、自分が「今」に夢中になりすぎているからだ。
起きて、学校で朝練をして、授業で寝て、昼休みは昼練で午後の授業も寝る。そして放課後は部活。気づけばずっと、この生活を送っていた。俺には部活しかなかった。進路指導のための学年集会の後に皆が将来のことを話している時も、俺はその横で愛想笑いを浮かべながら(今日のシュートはなかなか良かった)とか(明日は久しぶりに走るだけの日にしよう)とかを考えるだけで、目の前のことに精一杯になっていた。
電車に揺られながら、考える。
俺って何になりたいんだろう……。
車内放送が駅に到着したことを告げる。隣の席の女子が慌てて立ち上がる。彼女が降りやすいように、なるべく足を折りたたむ。向かいでも会社員の男性が同じようにしている。これもいつものことだ。
もうすぐ俺の学校の最寄り駅に着く。
今日も部活のことだけを考えていたい、と思う。
「自分」の中の悩みが、「俺」には気づかれないように。
【悠 Matsuno Yu】
高校二年生
バスケットボール部員
大学のことを考えるのが嫌
大きなものが小さく見えたり
小さなものが大きく見えたり
こういった夢をよく見た
怖かった思いしかない
小学生低学年ぐらいによく見た
星の夢、宇宙の夢、いっぱい見る
・・・謎だ
質問なんですがみなさん小説書き込むときどのように書き込んでいますか?
先にメモ帳とかに書いてから書き込む?
完結まで書いてからちょっとずつ書き込む??
書き込むたびに考えてる???
教えていただきたいです
365日前
ふ、と居なくなった貴方のことを
思い出しては寂しくなりたい
何も告げずに足早に
眠りに落ちた貴方のことを
想えるだけで幸せだけど。
叶うことなら、届くことなら
もう少しだけ、傍に居て欲しかった
そんな世迷言を呟いて
見上げた寒空のパレットは
どうやら水を足しすぎたみたい、
滲んでぼやけてよく見えないや
「誰って……あー、正義の味方?」
「せい……何?」
「あ、ちょっと場所借りたよ。大丈夫、すぐ出て行くから」
少女は叶絵に目を向ける事無く、窓の外を睨みながら言った。釣られて叶絵が窓の方に目をやると、三本指を具えたヘドロのような色の腕が窓枠を掴んでいた。そしてその持ち主であろうヘドロ色の怪物が、頭部を埋め尽くす無数の眼を忙しなく動かしながら、室内を覗いている。
「ひッ、エベルソル……!」
思わず1歩退いた叶絵を庇うように、少女が前に出る。
「大丈夫、流石にもうこの部屋に迷惑はかけないから。お前もさっさと、そこから退いて……もらおうか!」
少女がガラスペンで雑に描き出した棍棒を振り抜き、エベルソルに直撃させる。その勢いでエベルソルを引き剥がし、窓枠に足をかけた。
「それじゃ、お邪魔しましたー……最悪の始まり方しちゃったけど、良い一日を!」
敬礼のようなポーズを決めて叶絵に別れの挨拶をして、少女は割れた窓から飛び出していった。
「…………リプリゼントルだ」
無意識に呟いた叶絵は半ば反射的に家を飛び出し、少女とエベルソルが向かった方向に駆け出していた。