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お気に入りのリュック

背中のコレ? 良いでしょ。

何、デカくて重そう? 正解。

邪魔で疲れそう? その通り。

身体も限界じゃないかって? 大当たり。肩も腰も膝もガッタガタだよ。あと1歩でも動いたら潰れそう。

だから半分手伝ってやる? ふざけんなよ。
私の人生の重みは私のもんだ。10年来の比翼の友とかならともかく、なんで今日会ったばっかの他人に積み重ねた『私』のちょっとでも分けてやらなきゃなんねーんだ。こちとら1万歩も前から、引きずってでも這いずってでも進み続ける覚悟決めてんだよ。

あんま他人を舐めんなよ?

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無銘造物茶会 Act 3

「そんなことはどーでもいーの!」
ボクを作ってくれた、それだけでいいと金髪のコドモは続ける。
「だから、よろしくね、“マスター”!」
金髪のコドモはパッと顔を上げて女に笑いかけた。
女はまだポカンとしたまま自分に抱きつく金髪のコドモを見ていたが、やがてこう呟いた。
「…寧依」
「?」
金髪のコドモは首を傾げるが、女はわたしの名前と続ける。
「寧依?」
「うん」
それがわたしの名前、と寧依は頷く。
「ほえーん」
金髪のコドモは不思議そうな顔をした。

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悲しみ

悲しみでいっぱい

なんて人の世

人の世があるから

頑張ろうと語ってきたひと

人の世があるからこその作品

何か僕にも書けるだろうか


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安心する場所

なぜだか夜が一番好きだ。

夜の匂い、香水の匂い、宝石箱に詰めたい

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いってしまったのだと

やわらかく
つよく
かろやかに
核心をついた言葉で
世の中を刺してきた
優しいひと

ずっとみえるところにいてくれると思って
甘えてたんだね
あなたの不在が
とてもこわい