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仔鬼造物茶会 Act 34

「せっかく遊びに来たのに全然相手してあげられなくて」
ごめんなさい、と寧依は呟く。
キヲンは、いやボクも…と言いかけるが、寧依はわたしが悪いのと続ける。
「わたしがきーちゃんに秘密でプレゼントを買おうって言い出したから…」
「え、プレゼント?」
思わぬ言葉にキヲンはポカンとする。
「プレゼントって…何⁇」
「え」
寧依もまた驚く。
「だってきーちゃんわたしの所に来てから1年だから何か誕生日プレゼント的なものをあげようと思って」
寧依がそう言うと、キヲンは…うぇぇぇぇぇ⁈と飛び跳ねる。
「今日寧依が相手してくれなかったのって、そういうことだったの⁈」
初耳〜!とキヲンは後ずさる。
寧依は、まぁピスケスにしか話してなかったもんねとピスケスの方を見る。
ピスケスは静かに微笑んだ。
「ってことは、ナツィたちは知らないってこと…⁇」
キヲンは近くでその様子を見ているナツィやかすみ、露夏の方を見やる。
ナツィはまぁうんと恥ずかしそうにそっぽを向き、かすみと露夏は苦笑した。

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春の雨 あらすじ

 名塚はるきは中学1年生の男子、美術部員である。ある祝日の朝にはるきが起きると、なぜか目の前にまるで日本画で描かれたかのような孔雀がいた。混乱するはるきの部屋に、同じ中学の美術部の2年生の先輩、上村信太郎が入ってきて…

上村信太郎…19〜20世紀の画家、上村松篁の本名。花鳥画家。(ネットで調べたとはいえ詳しくないのでちょっと違うかもしれないです)
上記の話中では同姓同名で普通に別人だけど、彼の母親が美術マニアでつい同じ名前をつけたり絵を見せたりしたので、美術の道に進みつつある。