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空想少年要塞都市パッセリフォルムズ -Japanese Robin- 7

「ボクたちの人生は本当に限られたものだから、やっぱり有意義に使お?」
「ね?」とトログはアカの腕に手を伸ばす。しかしアカはその手を振り払った。
「……人生をどう使うかは、個人の勝手だ」
「ただ、自分は戦いのためにこの命を使う、それだけ」とアカは呟き、トログの横を通り過ぎる。トログは思わず「待って!」とアカに後ろから声をかけた。
アカは思わずぴたと足を止める。
「どうして……どうして、アカはそんな考え方するの?」
「もしかして、前にいた要塞都市でなにか……」とトログは言いかける。しかしその言葉は不気味なサイレンの音によって遮られた。
「⁈」
5人は思わず顔を上げる。すると彼らが手首につけている端末に通信が入った。
『こちらドムス司令部、先程パッセリフォルムズ近傍にアリエヌス出現を確認した』
『出撃対象カテルヴァは以下の通りである』と司令部にいる司令の緊迫した声が続く。
『ルッフ、コカトリス、ハルピュイア、サンダーバード……以上の4隊は直ちに出撃せよ』
『繰り返す!』と通信機の向こうの司令は出撃対象者を宣言していく。“サンダーバード”と自分たちの部隊名が読み上げられたことを確認したアカは、レヴェリテルムの入ったケースの取っ手を握り直すと壁の方へ向けて走り出した。
「あっ待てアカ!」
アカが駆け出したことに気付いたクリスは、「先に行くなっ‼︎」と声を上げて彼を追い始める。それを見たロディも「モザ、トログ!」とあとの2人の方を見た。
「ロディたちも行こう!」
「おうよ!」
ロディの言葉にモザは威勢よく答え、トログもうんと静かに頷く。そして3人は壁に向かって“橋”の上を走り出した。

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思い浮かぶは

ステーション

夏はまだやって来ない

広がる海には貝殻ひとつ。

私の夏は片手にうちわ。

(みなさんには夏が来てますか?連日の猛暑には気を付けて。)

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お疲れ様です(*^^*)

お世話様です。

いつもありがとうございます。

皆さんには感謝しています。

文字を紡いで、みんなの文字を見てるこの時間が好き。

今日も会えてよかった。

会えたから元気出た。