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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 24.ヴァンパイア ①

12月、クリスマスが近づく頃。
すっかり外は寒くなったが、地方の街である寿々谷もクリスマスという一大イベントが迫ったことで、心なしか商店街もショッピングモールも賑わっているように見える。
まぁクリスマス商戦って奴で人々も浮き足立つのは仕方ない事と言えた。
しかしそんな中で、わたしは重い足取りで通っている塾へと向かっている。
…何せ期末テストまであと数日のところまで来てしまって、かなり追い詰められているのだ。
親からは毎週末”友達”と遊んでいるからいけないのよと言われるが、それだけではないとわたしは思う。
今回は学期末テストだし、範囲は広いし、ついでに3年生になるのが近付いているために先生達が気合を入れているのがよくないのだ。
こんな事になるのは仕方ない。
…と、色々考えつつ塾がある寿々谷駅の方へ向かって歩いているわたしだったが、不意に何か視線を感じた。
何だろう、と思って視線を感じる車道向こう側に目を向けるが、特にそちらには誰もいない。
あるのは普段の街並みだけだった。
「気のせいかな」
最近はネロ達と一緒にいるとヴァンピレスに遭遇することが増えているから、彼女かと思ったが多分違うだろう。
わたしはそう思うとまた塾へ向けて足を進めた。

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超近距離恋愛

あなたにその気がないのに
こんなに近くにいられるから
こんなに好いてもらえるから
時々、この気持ちを伝えたくて仕方がなくなるときがある

大好き
ずっとずーっと前から大好きだった
身近な人への恋愛感情なんて
一時の気の迷いだって
無知ゆえの勘違いだっていうけれど
私、そんな風に言い聞かせても無駄なくらいずっと
あなたのこと想ってるの
あなたのこと愛してるの
大好きで大好きで大好きで大好きで……

……でもそんなこと言えないから
言える日なんて一生来ないから
一生懸命、一生懸命、
言葉を飲み込んで、削ぎ落として、
一言だけ、何でもないように伝える。

「大好き」

ここに内包されているのが
あなたの『好き』とは全く別の好きだってことを
あなたは知らない

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大丈夫、きっと

あと少しで学校が始まる

私は本部委員長というプレッシャーが重い

自分で選んだ道なのに 過去の自分が邪魔をする

休みたいのに 休めない

委員会の仕事に 勉強 

それに 期待

数えきれないのに 重さはある

でも

大好きな友達や 推し 

それにSOL

待ってくれている場所がある

安らぎが得られる場所があるから

だから 大丈夫、きっと。

そう思って今日も 

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