アスファルトの反射熱は南風に乗って和らげられる。 逃げ水を眺めながらドアノブを引く 「うぁっ」 車内に溜まった熱が一気に私を攻撃する。 夏の夢、とは年齢とともに減点方式のように儚くなる。 いつだろうか、私は馬鹿げた夢をわすれていた。 夏だというのに カチッ この800℃近い物体が私を満たす。 レインボーブリッジから望む海は輝いていた。 中身を感じられないだけで表面だけを取る。何もかわっちゃいないのにモノは0に見える。これも歳のせいだろうか