【ボクらの夏休み戦争】 「あっちぃ…」 壊れかけた扇風機から生ぬるい風が頬を掠める。 溶けてきたアイスを慌てて舌で拭い取ると、甘ったるい香りが彼女を連想させる。 僕は手にまとわりつくバニラを舐め、おもむろにスマホを取り出した。