切ない刹那と散歩。
高校からの友達がいる。世界で一番幸せになってほしいと思うほどの子だ。ビル街のネオンの下、散歩しながら、その友達が彼氏との結婚を考えているけど迷ってるし、どうなんだろうの報告に、嬉しい気持ちと、焦る気持ちと、その子を取られてしまうみたいな気持ちで、私はまだまだ子どもだと感じさせられた。風が肌寒くて、それもまた少し切なかった。
私は、元彼と遊びたい気持ちがあるけども、自分の中で残っているものがあるなら複雑で、誘うなら私からじゃないと事が起こらなくてもやもやしていることを話した。
お互い、ふとしたら泣いてしまいそうな気持ちになった。
高校の頃、こんな、話をすると、思ってなかったな。あの頃よりお互い少しだけ大人になって、変わって、それでも一緒にいたら幸せな気持ちになるな。最強だなあ。明日もまた、現実を頑張ろう。