大人様ランチ。
自分がお子さまランチを卒業したのはいつだったか。確か、小学校低学年頃までは食べていたはずだ。だんだん食べる量が増えて私はそれを食べる権利をなくしてしまったらしい。
巷ではお子さまランチを模した大人様ランチなるものがあるようで、それを見るたびに「なんだか、ちがうんだよなあ」って思う。
だって、あのとき食べてたお子さまランチは食べられなくなるなんて思っていなかったんだもの。
ずっと、大人になっても食べることができると思ってた。さほど特別なものだとも思ってなかった。当たり前に、子どもだった私は気にせず、甘受していた。ランチだけではなく。
子どもだった頃は大人になったらずっと偉いもんだなんて思っていたけど、実は子どもの頃の方がずっと目をビー玉みたいにキラキラできた。
その煌めきを懐かしんで大人は大人様ランチを作ったんだろう。
大人様は子ども様にちょっとやきもちを妬いているのだ。