君にLINEしたい ってLINEしたい。
あの彗星が何年かに一度やってくるみたいに、僕のこの”悲しくって虚しくって君が誰かと話してるだけでどうしようもなくなる感情”が周期的にやってくるんだよ。 この際地上に落ちてもう終わりにしたいけど、そんな衝撃はなくて今日もなんとなく過ぎていくんだろうな。 せめて流れ星みたいに星屑として燃えてしまえばいいのに。そう願ってる。
音がなっている。とてもとても大きな音で。命を揺らす、証明をしている。あのきみの言葉なんかよりずっとずっと血液が流れる感覚がした。音はとても大きかった。大きすぎるゆえに鳴り止むと別の世界みたいだった。それでも、あの時そこに生きていた。生きていたから今もいきている。生きていける。 次は生きる音を、きみが生きていける音を、僕が鳴らす。
どうしようもなく悲しくなる。 タンスとか服とか本とかが嫌になるくらいある部屋で塞ぎこみたくなる。 こうやって追い込んでくる。 運命とは残酷だ、なんてよくある言葉でまとめてみるけど納得いかないよ。 少しだけ体温が下がる。 僕は君と行けることを本当に楽しみにしてたんだよ。君は全く悪くないから嫌になっちゃうよな。 受け入れられないことを飲み込まなくちゃいけないのかな。 僕はまだ諦めてないよ。
単純な性格の割にたくさん悩んで苦しんで勝手に凹んで、それはきっとバカみたいかもしれないけどだけど僕は今は楽しいと思える。 あのバンドの無料音源がタワレコになくても、あの子と全然話せなくても、今日は少しだけ許せるんだ、自分を。 何でだろうね。 ここ何日か学校に行くのも嫌で毎日毎日電車の中で体に力を込めて自分を守っていたのに。 今日の帰りの電車はなんだかいい気持ちだ。
例えば今日会う予定の君が急用で来れなくなったとする。そしたら僕は、最低だから「君は僕に会いたくないから急用が入ったと言って嘘をついたんじゃないか」「実は君には僕より大切な人がいて、その人と会うんじゃないか」なんて思ってしまう。 クズなのは分かってる。でも止められないんだ。もう妄想とか想像とかじゃない。裏切るような行為をしてるのは僕の方だって分かってるよ。分かってるけどなぜだか頭の中に自分でも怖くなるような考えが浮かんで来るんだ。 僕は最悪だ。
自分の意思表示のための文章が、先生から戻ってくるたびに自分のものじゃなくなる気がしてる。 少しずつ少しずつ、自分を削り取っている。 完成品は誰のものになるのかな。 そしてそれを誰に見せるのかな。 怖くなるね。
あれだ、これは多分嫌いって事だ。この教室のすべて、隣の席のあの子以外全部嫌っているのと同じこと。 自習の時間に盛り上がってるクラスメイトを見て怖くなること、休み時間に席を立つのに少しだけ勇気がいること、全部繋がる。 制服を着ることで感情を抑えてきたけれど、少しずつ溢れ出している。ムカついて、でも怯えて、笑っちゃうほど情けない。帰りの電車が愛おしい。 嫌いって言ってもまだ終わらないから、なにも言わず教室の一部みたいな顔して人と接してる。
圧倒的な才能に潰される。涙が出るほど美しい文字達は、僕なんかより君の方が似合うし、この並びだから素敵にうつる。 はじめの2行で打ちのめされる。真ん中辺のあの一言で涙が溢れ出す。 そういうのって快感だ。自分の感情なんて分からないけど、純粋で快感だ。
息を止めていた ただ、目玉だけ タテに横に動かすと 耳許で羽虫の音がする。 白い白い余白が愛おしくて ちびてしまった鉛筆で落書きしたい。 昔は女手と云ったひらがなのかたち、 「ぼく」と「きみ」と「あなた」が 好きだ、と云うこと。 (詩集が二冊、届きました。)