優しく優しく丁寧に。
何もかもを捨てて…そんなことができたらどれだけ楽だろうか。
今は得体の知れない不安と苦しみに押しつぶされそう。どうしていいのかわからないから泣くことしかできない。
誰かにすべてを吐き出してみたいけれどうまく話せない。
こんな私に手を差し伸べてくれる君。君の優しくて温かい手。幸せだと思った。大切だと思った。それなのに私はどうして心を開けない?せっかく訪れた微かな幸せが遠のいていくのが怖いのだろうか。
ただ側にいて欲しい。何も望んでいないから。
誰かの薄っぺらい同情なんていらない。そう思うのに誰かの優しさに触れたい。苦しかったね、大丈夫1人じゃないよってありきたりな言葉でもいいから行って欲しいときもある。私はなんて自分勝手なんだろう…。
そうだ。とりあえず学校に行かなくちゃ。君に会いに。