たったの三文字 この三文字は僕を捕まえて離さない 代償は決して小さくはない それでもその三文字に引き寄せられるのは何でなんだろう 見つけるまでは全く頭のなかに無い選択肢のはずなのに、一瞬でも目にはいるとそれ以外の選択肢は吹っ飛んで消えてしまう きっと魔物が棲んでるんだろうな メニュー表の、「大盛り」の三文字
何回も騙された その度に「二度とこんな思いはしたくない」 そう思うんだけどね なんでまた、期待しちゃうのかな 結局裏切られちゃうのはわかってるはずなのに ほんの僅かな希望に望みを抱いちゃうんだよ ほんと馬鹿みたいだね、僕は きっと台風が来ても大雨になるだけで、学校休みにならないんだよなぁ… でも信じたくなっちゃうんだよね、「台風により休校」ってキセキを
近づく勇気がなくて そんな自分にムキになっても虚しくて 君との距離は平行なままで というのを化学のワークを解いてる時に思いついた自分が笑える(勇気→有機、ムキ→無機、平行→化学平衡) こんなんパッと思いつくなら化学式の一つくらい覚えろよ笑
燦々と日光が降り注ぐなかでも降ってくる 通り雨を恨めしそうに見上げながら 僕の知らない赤の他人に片思い中の君は どういうわけか僕を捕まえ愚痴ってくるんだ 「狐ですらお嫁に行くのにね」 僕は湿気をまったく感じる事の出来ない カラッカラに乾いた笑い声しか出せなかった でもふと思ったんだ 君になら化かされてもいいんじゃないかって もう化かされてるのかもしれないけど
涼しい風がカーテンを揺らしだした頃に これで最後と集まった面子で花火をした 今年もバカばっかやって、色々怒られたね でもそんな日々も、今年で終わるんだね 僕らは同じ船に乗っていたけど 行き着く港は皆それぞれ違うんだ そう思いながら君の花火が消えるのを見届けた時 僕の中の夏もひっそりと消えていったんだ
時計の針をねじ曲げて あの頃の僕に会いに行こう そのシケた横っ面に思いっきり 全力のビンタをかましてやろう 今のその痛みが将来自分の糧になるって 知ってるくせに知らないふりしてバカみたい ほらさ、いい加減顔あげようぜ? その時、今、一瞬は辛いし悲しいさ でもそういった事を笑い飛ばせちゃうような そんな未来が、すぐ、そこに 目の前で待ってるから!
例え僕の両手がしわくちゃになっても忘れないよ 脳のシワにはしっかり刻まれているからさ ホコリ被ってふてくされてた僕の今日を、明日を 一瞬でも光で照らしてくれた君の事だけは また君に会うことができるなら、次は伝えるよ 大袈裟かもしれないけど、人生最大級の感謝 今までありがとうね、さよならです