知らないうちに飛びだした私の思いは誰にも気づかれずにきっと素通りしてしまうだろう。向かい側の道に友達がいても気づけないような きっとそんな感覚に似ている。 寝ている時にみた夢を思い出せないようなモヤモヤしたこの気持ち。掴んだのにすり抜ける なかなか手強い友達です。
夜風が部屋を通る時 カーテンが顔にかかるの。目を閉じてハミング 音が口からこぼれ落ちる。私の鼻声が部屋に響く。少し風邪をひいたみたいです。 いつもより布団を深くかぶる。ホコリが舞ってあっけなくクシャミ。もうダメ。バイ菌さん降参です。 夜露に濡れた朝の空気にもうすぐ会えるね。おやすみ。
眠れないなんて嘘っぱち。 ポケットに放り込んだ、指紋だらけのiPhoneと 使いさしのサンドペーパー。 ねぇ、ぼくのことばは 今までどんな色をしていたっけ? 積み上げた文庫本は返事もしないまま。 冷蔵庫の豆電球、手のひらに雫、 作りかけの本棚、指輪に傷がまた一つ、 切れたままの白熱灯、ちびた鉛筆、 おやすみなんて今日は云わないでいい。 (なにがどーしてこんなものができたかなー…笑) (書き散らかしたことばの欠片。) (これもポエムでいいのかな。)